名大病院の活動について

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名古屋大学医学部附属病院アジア内視鏡トレーニングセンターを設置

2014年3月28日

 名大病院ではこのたび、アジア地域の外国人医師等に対し、内視鏡に係る診断、治療の手技等を指導及び教育することにより、アジア地域における医療の発展、向上に寄与するため、アジア内視鏡トレーニングセンター(以下「センター」という。)を設置しました。
 名古屋大学では、全学的な取組として「大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業(Global30 プログラム)を中心に大学の国際化を目指す取組を推進しているところであり、本センターはアジア各国の主要大学との学術連携や海外拠点を活用した研究・支援を通じてアジアの発展に貢献するという目的の一つでもあります。
 センター設置の主体となる消化器内科では、これまでにもフエ医科薬科大学との共同研究等を通じた交流がなされており、ベトナムからの要請もあって、院内のセンター設置に先立って、2013年9月、内視鏡の診断や治療手技等を指導、教育することを目的として、ベトナムのフエ医科薬科大学に同様のトレーニングセンターを設置し、現地に医師・看護師を派遣して実技指導等を実施するという実績を残しています。
 今回、新たにセンターを本院に設置することで、ベトナムのみならず、他のアジア地域からの外国医師を受入れ、内視鏡診断、治療手技等を指導し、自国での安全な治療・診断への貢献、新たな医療人の育成、その結果アジア国民の健康増進に貢献することがこれまで以上に期待されます。