2026年11月より、当院では「プレコンセプションケア外来」を開始しました。近年、将来の妊娠を見据えて、妊娠前から女性およびその家族の健康管理を行う「プレコンセプションケア」の重要性が広く認識されるようになっています。特に、基礎疾患を有する女性や薬物療法を受けている女性においては、妊娠が分かってから対応を開始するのではなく、妊娠を希望する段階から、原疾患の状態、治療内容、妊娠に伴う母体・胎児へのリスクなどについてあらかじめ整理し、必要に応じて診療科間で連携しながら妊娠に向けた準備を行うことが重要です。
この「プレコンセプションケア外来」では、様々な基礎疾患を有する患者さんを中心に、妊娠を希望される方や将来の妊娠について相談を希望される方を対象として、個々の病状や治療内容を踏まえた情報提供を行います。具体的には、原疾患と妊娠との関連、現在使用している薬剤の妊娠への影響や妊娠前の薬剤調整の必要性、妊娠までに行っておくことが望ましい健康管理などについて相談・アドバイスを行います。また、妊娠した場合に想定される母体・胎児への影響などを含めた周産期管理についても、可能な範囲で事前に情報提供いたします。なお、原疾患における妊娠の許可については当外来では判断できませんので、かかりつけ医から妊娠許可をいただく必要があります。
当院のプレコンセプションケア外来で妊娠について相談したいという方は、下記をご参照のうえ、相談申し込みをしてください。また、近隣の先生におかれましては、担当されている患者さんで、上記に該当し、妊娠について相談したいという方がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。また対象に該当するかご不明な場合には下記の問い合わせ先にご連絡いただければ幸いです。
原疾患における妊娠の許可については当外来では判断できませんので、かかりつけ医から妊娠許可をいただく必要があります。当外来では、妊娠の許可をいただいた上で、薬剤や健康管理上のアドバイスを行い、どのようなリスクがあるかを情報提供します。
以下の場合の相談はできません。
(例1)
(相談不可)心機能が悪く、この状態で妊娠してもいいかどうかを相談したい
(相談可)心機能が悪いが安定しているので妊娠の許可はもらったが、どのようなリスクがあるか知りたい
(例2)
(相談不可)精神疾患の状態が悪く、この状態でも妊娠できるかどうかを相談したい
(相談可)精神疾患の状態はあまりよくないが、内服薬を増やして安定しているので妊娠の許可をもらった。妊娠中や産後にどのようなリスクがあるか知りたい。
高血圧、糖尿病、腎疾患、精神疾患、心疾患、整形外科疾患など様々な基礎疾患を持ち、妊娠を考えている方です。妊娠初期の方も対象としますが、外来受診時に12週未満の方が対象です。
プレコンセプションケア外来は、自由診療で行いますので健康保険は使用できません。
第2、第4月曜日午後 (完全予約制) ※緊急を要する場合は別日対応も可能です。
30分まで5,000円(税別)
以降、延長の場合には追加料金30分ごとに5,000円(税別)
(1)患者さんご本人、またはかかりつけ医から、「プレコンセプションケア外来申込書」を病診連携受付宛にFAX(052-744-2803)あるいは郵送でお送りください。
(2)「プレコンセプションケア外来申込書」に基づき、当院産婦人科において、相談の可否、可の場合は相談日を決定し、病診連携受付または担当医師からご本人にご連絡します。
(3)現在診療中のご病気(高血圧、腎疾患、糖尿病、高脂血症など、ご相談内容に関連する病気)がある場合には、かかりつけ医からの診療情報提供書を相談日の7日前までに当院にご送付ください。
(4)相談当日は、病診連携受付で手続きを行い、産婦人科外来にて相談後、相談費用をお支払いください。
(1)診療情報提供書(現在診察を受けている病院などからの紹介状)
(2)前医での各種検査結果
(3)出産歴がある場合には、母子手帳など
(1)がある場合には原則相談日の7日前までに当院にご送付ください。(2)(3)は外来受診時にご持参ください。
名古屋大学医学部附属病院 産婦人科外来
〒466-8560
名古屋市昭和区鶴舞町65
TEL:052-741-2111(代表)
(月~金 13:00~15:00 ※祝祭日、年末年始を除く)