診療科・部門

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血管外科 科長:坂野 比呂志(教授)

血管疾患の専門医が常勤し、高い専門性を誇る

血管疾患(動脈、静脈、リンパ管など)、動脈瘤や末梢動脈疾患の診断および治療(外科治療、ステントグラフト、血管内治療)を行っています。


診療体制

血管疾患全般の診断、診療を行っています。外来日は月、水、金曜日であり、治療日は月、火、木曜日ですが、緊急の患者さんにも対応しています。

対象疾患

血管疾患全般が対象です。動脈疾患では、大動脈瘤(胸部、胸腹部、腹部)、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症、バージャー病や腎動脈狭窄症。静脈疾患では、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ管疾患ではリンパ浮腫などです。

得意分野

胸部、腹部大動脈瘤に対し外科手術だけではなく多数のステントグラフト内挿術を施行しています。末梢動脈疾患に対し病態に適したバイパス術、血管内治療を行い、また、血行再建困難例には血管新生療法を行っています。静脈瘤に対するレーザー治療も行っています。

診療実績

2022年には腹部(腸骨)大動脈瘤70例(ステントグラフト内挿術35例)、胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術43例。末梢動脈疾患69例(うちバイパス術23例)、静脈瘤治療14例施行。

専門外来

血管外科専門医はすべての病院に存在する科ではないので、その専門性は非常に高くなっています。当科には心臓血管外科専門医4名、脈管専門医3名、ステントグラフト指導医4名が常勤しています。

先進医療・研究

胸部大動脈ステントグラフト内挿術後の脊髄障害発症機序の解明と予防戦略の検討、大動脈ステントグラフト後のタイプ2エンドリークに対する診断および治療戦略の検討、などの臨床的研究に加え、大動脈瘤抑制のための血流改変モデルの解析、動脈硬化性病変に対する新規血管病治療の探索、などの基礎的研究も行っています。