診療科・部門

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移植外科 科長:小倉 靖弘(病院教授)

日々進化する移植医療に対応する最善のシステム

脳死・生体肝移植を中心に進行肝臓病の治療を行います。ドナーの健康管理やその他の移植相談も受けています。


診療体制

診療情報とご本人、ご家族との面接に基づいて、移植治療の必要性・安全性・効果を評価します。各領域との連携と移植コーディネーターの支援のもとで生体・脳死肝移植治療を行い、生涯に渡る診療体制を作っています。

対象疾患

肝移植では、劇症肝炎・肝硬変・肝細胞癌・原発性胆汁性肝硬変・原発性硬化性胆管炎・進行性肝内胆汁うっ滞症・多発性嚢胞肝・胆道閉鎖症・カロリー病・先天性代謝性肝疾患・アラジール症候群・バッドキアリ症候群など。

得意分野

成人および小児の肝移植治療の技術は高く評価され、血液型不適合移植をはじめ、他施設からの相談も少なくありません。一方で、生体ドナーの身体面ばかりでなく心理・社会面に配慮したケア・システムを作っています。

診療実績

生体肝移植施設であると同時に脳死肝移植認定施設(全国25施設)であり、多彩な肝臓病に対して定期的に肝移植治療を行っています。治療成績は病状によって異なりますが、最近では1年生存率90%を超えています。

専門外来

「肝移植レシピエント術後外来」の他、「生体肝ドナー術後外来」では他施設で手術を受けられた方も受け容れています。また、通常外来の他に予約制の「移植相談外来」を設け、1件2時間程度の枠で相談を受けています。

先進医療・研究

移植医療自体が先進医療であり、例えば手術の技術面に加え、移植感染症制御、移植後ワクチン、移植後ウイルス肝炎制御、肝細胞癌再発制御、移植肝臓の線維化制御、血液型不適合移植、抗ドナー抗体をもつ肝移植などの研究を行っています。