安全性を確保しつつ、高度で先進的な手術医療を手掛ける
大学病院として求められる高度かつ先進的な手術医療を、十分な安全性を確保した上で、快適な環境下で行います。
平成30年から手術室を27部屋まで増やし、8時半から18時まで、週5日間 ほぼ常時15例以上の全身麻酔下の手術と、数例の局所麻酔下の手術を同 時に行えるだけの人員を確保しています。もちろん、夜間や休日の緊急手 術にも常に対応可能な体制をとっています。スタッフは、当部教員4名で運 営し、手術は、麻酔科、外科系各科、手術室看護師が協力し行っています。
心移植、肝移植、補助人工心臓回路植込み、ダ・ヴィンチ手術、覚醒下脳腫瘍 摘出術をはじめ、ほとんどありとあらゆる種類の手術を行っています。大学 病院の特徴である高度で先進的な手術に加え、最近では地域のニーズに応えたより一般的な内容の手術も増えてきています。
手術中にMRIを撮影して、腫瘍の残存が確認できるような設備や、手術中に 手術室内で放射線照射ができる設備などがあります。また、近年増加してき ている各種内視鏡下手術、ロボット支援手術にも対応した手術室を複数用意しています。
手術件数は平成30年度は9,265件、令和元年度は8,649件、令和2年度は7,839件(COVID-19禍における影響あり)となっています。
術中のMRI撮影の設備や、術中照射の設備は良好に稼動しています。また、 内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を2010年3月に導入しました。泌尿 器科、産科婦人科、消化器外科、呼吸器外科で使用されています。