脳卒中医療の質の向上を目指す
東海地区の医療機関を情報化技術で連結し、患者・市民中心の脳卒中連携医療の確立を目指しています。
脳卒中医療担当医を中心に、脳卒中に対する新しい診断法および治療法の確立に努めるとともに、介護分野との連携を強化し、社会基盤としての在宅医療・福祉(介護)統合ネットワークの構築を進めています。
脳卒中医療分野を対象に、電子基盤上で医療情報の標準化(HL7,CDA, DICOM)および共有化(XDS)技術を開発し、脳卒中連携医療の有用性を国内で最初に実証しました。また、これらの技術を活用し、医療と介護をシームレスに連結する医療・福祉(介護)統合ネットワークを構築し、愛知県を中心に社会実装化を進めています。
当センターで構築した、地域医療連携と地域包括ケアのICT基盤は、愛知県を中心に70市町村に導入され地域ネットワークがそれぞれ運用されています。2021年度は約16,000人の専門職(医療、介護、福祉、行政等)が参加し、約80万件の情報交換がされています。