

こどもたちの未来を支えるために
私たちは、こどもの特性を常に念頭に置きながら診療にあたっています。成長・発達の途上にあるこどもたちに対しては、疾患の治療だけでなく、その後の生活や将来への影響まで見据えた医療が重要です。そのため、一人ひとりの状態に応じ、成長発達を妨げないよう配慮した的確な手術を行っています。 特に、体への負担が少なく回復の早い低侵襲手術と、傷跡が目立ちにくい整容性への配慮は、小児医療において欠かせない要素です。私たちは、身体的・心理的負担の軽減を大切にし、質の高い医療の提供を目指しています。 これらは、「こどもたちの未来を支えるために」という私たちのモットーに基づくものです。目の前の治療にとどまらず、その先の健やかな成長と人生を見据えて診療に取り組んでいます。
教授1、講師3、助教2、他の計10名程度で年間で計約500件、内視鏡手術240件、新生児手術70件を行っています。外来日は月曜日、水曜日、木曜日(胆道外来)、金曜日の週4回です。
当科では、心臓疾患、脳神経疾患、整形外科疾患を除く、こどもの頸部・胸部・腹部疾患のほぼすべてを対象とし、呼吸器疾患、消化器疾患、泌尿器疾患、生殖器疾患、腫瘍に対する外科的治療を行っています。
対象とする年齢・体格は、1,000gに満たない低出生体重児から、成人と同等の体格を有する思春期までと幅広く、それぞれの発達段階に応じた専門的な医療を提供しています。
代表的な疾患としては、先天性食道閉鎖症、肺嚢胞性疾患、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症などが挙げられ、これらに対しては全国に先駆けて内視鏡手術(ロボット支援手術を含む)を積極的に導入しています。
そのほか、正中頸嚢胞、胃食道逆流症、先天性腸閉鎖症、ヒルシュスプルング病、鎖肛、神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、リンパ管奇形、鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、停留精巣など、多岐にわたる疾患に対応しています。
私たちは、術後の成長・発達への影響を最小限に抑えることを最も重要な視点の一つとし、体への負担が少なく、かつ傷痕が目立ちにくい内視鏡手術を積極的に導入・実践しています。こどもたちの将来を見据え、機能面だけでなく整容面にも配慮した低侵襲医療を提供しています。
対象となる疾患は幅広く、胆道閉鎖症や先天性胆道拡張症といった肝・胆道系疾患をはじめ、新生児外科疾患、肺疾患、小児悪性腫瘍、鼠径ヘルニアなどに対しても、適応を慎重に判断しながら内視鏡手術を積極的に行っています。特に、先天性胆道拡張症については、全国に先駆けてロボット支援手術を行っており、高度な技術を安全に提供できる体制を整えています。
また、多くの新生児外科疾患や小児悪性腫瘍においては、小児科、腫瘍内科、放射線科、麻酔科など関連各科と密に連携し、集学的治療を行っています。診断から治療、術後フォローアップに至るまで、多職種チームでこどもたちを支える体制を整えています。
私たちは、最先端の技術とチーム医療を融合させることで、こどもたち一人ひとりにとって最良の治療を提供することを目指しています。
2023年から2025年の3年間における総手術件数は1,561件で、そのうち新生児手術は236件でした。
主な疾患別の手術件数は、先天性食道閉鎖症15件(うち内視鏡手術12件)、先天性横隔膜ヘルニア26件、胆道閉鎖症17件(すべて内視鏡手術)、先天性胆道拡張症62件(すべて内視鏡手術)、肺葉切除33件(うち内視鏡手術31件)でした。
木曜日午前中は胆道系疾患専門外来を行っています。
小児外科一般および多岐にわたる疾患に対する内視鏡手術の相談は通常の月、水、金の外来で行っています。
セカンドオピニオン外来は随時受け付けています。
当科では、こどもたちにより安全で質の高い医療を提供するため、臨床と研究を密接に結びつけた取り組みを積極的に行っています。具体的には、新しい医療機器の開発、尿中の新規腫瘍マーカーの探索、効果的な内視鏡手術手技トレーニング方法の開発、さらにはさまざまな希少疾患に対する臨床研究など、多岐にわたる研究を推進しています。
これらの研究は、日常診療で得られた知見を基盤とし、より低侵襲で安全性の高い治療の実現や、早期診断・個別化医療の発展につなげることを目的としています。また、基礎研究から臨床応用までを見据えたトランスレーショナルリサーチを通じて、小児外科医療のさらなる発展に貢献していきます。
私たちは、研究成果を実際の医療に還元し、こどもたちの未来につながる新しい医療の創出を目指しています。
どのようなことでもお気軽にご相談ください。
専門的な立場から、お子さまとご家族に寄り添った医療を提供いたします。