多職種が連携し、パーキンソン病の診断から薬物療法・先進治療、リハビリ、生活支援までを一体的に提供します。睡眠障害や自律神経症状、認知・精神症状などの非運動症状や合併症にも配慮し、患者さん・ご家族の生活の質(QOL)の向上を目指します。さらに、研究・教育・地域連携を統合し、最新の知見を臨床に活かす体制を整えています。センターの詳細は専用ホームページをご覧ください。
センター長のもと、医師(脳神経内科・脳神経外科・精神科・皮膚科)、リハビリ専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士らが横断的にチームを組み、評価から治療まで一貫して対応します。
病歴や運動・非運動症状を包括的に評価し、最適な治療方針を決定します。薬物療法を基本に、必要に応じて脳深部刺激療法(DBS)、レボドパ持続皮下注療法、集束超音波治療などの高度医療の評価・導入を実施します。嚥下・発話・歩行などの障害にはリハビリを組み合わせ、精神症状や皮膚合併症にも専門職が連携して対応します。また、患者さん・ご家族向け情報提供や地域医療機関との連携を通じて、診療と教育・地域貢献を両立させています。
当センターでは、早期診断法の開発、症状の見える化、DBSや集束超音波治療などの高度医療に関連した多数の研究を進めています。さらに、国内外の医療機関と協力し、新しい治療法の開発・治験にも積極的に取り組んでいます。
多職種協働を基盤に、患者さん一人ひとりに合わせた治療と長期的な支援を提供します。内科的・外科的治療からリハビリ、生活支援まで切れ目のない医療を実現できることが大きな強みです。診療・研究・教育・地域連携を一体的に運営し、患者さん・ご家族や地域医療機関とともに歩む姿勢を大切にしています。