腎臓に関するあらゆる疾患に最新の療法で取り組む
さまざまな腎疾患を正確な根拠に基づいた情報を慎重に検討し、患者さんと家族から十分理解を得て治療しています。
約20名の常勤医および非常勤医で構成されています。腎臓内科専門医の教員が中心となり、診療に当たっています。週2回カンファレンスを行い、診療科として方針を決定しています。
腎炎・ネフローゼ症候群、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害(AKI)、高血圧性腎障害、糖尿病性腎症、多発性嚢胞腎などの腎疾患、自己免疫疾患・全身性血管炎症候群、および腎移植後の管理や電解質・酸塩基平衡異常に至るまで、腎臓に関するすべての疾患。
腎病理診断、腎代替療法、難治性ネフローゼ症候群・膠原病・遺伝性疾患などに対して、MMF・リツキシマブなどによる新たな免疫抑制療法やαグルコシダーゼ補充療法などに積極的に取り組んでいます。
年間入院患者501人、腎生検病理診断数933人(当院112人・関連施設821人)、新規透析導入患者56人(血液透析45人、腹膜透析11人)、PD+HD併用療法4人、その他(血漿交換療法や選択的血球成分吸着療法、延べ人数140人)。
腹膜透析外来、CKD外来、多発性のう胞腎外来、腎移殖外来を併設。
ハイリスク患者に対する腹腔鏡下腎生検(泌尿器科との連携)、脂肪幹細胞による腎再生の研究、ネフローゼ症候群・急性腎障害・ループス腎炎に対する尿中バイオマーカーの開発、RAS抑制分子による降圧薬の開発、腹膜線維化の機序の解明を行っています。