診療科・部門

診療科・部門

もどる


血液内科 科長:清井 仁(教授)

  • 血液内科
  • 血液内科

最先端の診療技術で高難度な血液疾患に挑む

高度な専門性が要求される血液疾患に対し最善の診療を提供し、かつ新しい診断・治療技術の開発を推進しています。


診療体制

常時10~15名のスタッフが、外来診療室4室、入院病床38床において高度な専門性に基づいた診療を行い、新しい診断・治療技術の開発とEBMを作りうる質の高い臨床研究を推進しています。

対象疾患

白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群などの悪性腫瘍、再生不良性貧血や溶血性貧血などの良性疾患、血友病、von Willebrand病などの凝固異常症の患者さんの診療にあたっています。

得意分野

造血器悪性腫瘍に対する治療の分野では、標準的な化学療法をベースに説明と同意に基づいた最善の治療を提供しています。一方、臨床治験や分子標的療法をはじめとした新規治療法や、新しい造血幹細胞移植法や免疫細胞療法の開発に積極的に取り組んでいます。

診療実績

質・安全・満足において最高の医療の提供に努めています。造血器悪性腫瘍の新患は年間80人以上、2022年度は造血幹細胞移植は21件、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法は17件を数え、400人以上の先天性出血疾患の患者さんの診療を行っています。

専門外来

血友病やvon Willebrand病などの出血性疾患の包括診療を実施する「血友病専門外来」、造血幹細胞移植後の患者さんを長期にわたりサポートする「移植後フォローアップ外来」、また造血幹細胞移植ドナーの検診などのための「移植ドナー外来」をオープンしています。

先進医療・研究

血液疾患の発症・進展に関係する分子機構の解明などの基礎的研究から、分子標的治療法の開発、血栓症の制御、移植・再生医療、細胞療法の臨床応用まで幅広く、先進的な診療技術の開発を行っています。