診療科・部門

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難聴支援・治療センター センター長:曾根 三千彦(教授)

すべての難聴者に適切な支援と医療の提供を

難聴に対する遺伝子を含めた診断やMRIなどを利用した原因検索、補聴器の導入、人工内耳手術などを多科多種職の連携のもと行います。


業務体制

医師4名、言語聴覚士3名を中心としたチームで構成されています。当センターでは専門スタッフが横断的にチームを組み、より質の高い医療サービスを提供できる診療および支援を目指しています。

業務内容

当センターは聴覚障害をもつ患者さんの診断・検査・治療を一貫して行うとともに、難聴児・難聴者や人工内耳装用者に対する総合的支援を行うことを目的として設立されました。難聴の診断・原因検索・治療およびサポートを中心としております。

特色

内耳画像評価

メニエール病や遅発性内リンパ水腫などでは、内リンパ水腫の存在が発症に関与していると考えられています。当院では世界に先駆け、造影剤を用いたMRI検査により内リンパ水腫の視覚化に成功して診療に役立てております。また突発性難聴などの内耳障害においても造影MRIにより予後評価に応用しています。

人工内耳治療

当院では東海地区で最も人工内耳手術を行っており、小児から高齢者まで、両側同時手術にも対応しております。術後も当チームによリハビリテーションプログラムを提供し、言語発達を支援します。

遺伝性難聴

先天性難聴の少なくとも50%は遺伝子が関与していると推測されていますし、進行性難聴の一部では原因遺伝子の存在が知られています。当院では難聴に関わる保険診療の遺伝子検査だけでなく、他医療機関と連携する形で追加の遺伝子検査にも対応しております。