診療科・部門

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消化器・腫瘍外科(消化管) 科長:中山 吾郎(准教授)

国内外が注目するがん集学的治療と内視鏡手術の取り組み

消化器・腫瘍外科(消化管)では、消化器がん全般にわたり患者さんの状態に応じた外科治療を行っています。


診療体制

教員13名、医員19名体制で外来および入院診療を行っています。外来は、食道、胃、大腸、内視鏡外科、炎症腸疾患外科、肥満外科それぞれに精通する専門のスタッフが、月曜から金曜日の診療を担当しています。入院診療は、治療経過や治療方針を科内で共有・検討しながら、チーム制で行っています。

対象疾患

食道がん、胃がん、大腸がんなど消化器がん全般を扱っています。また、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患も多く扱っています。

得意分野

食道、胃、大腸などの消化器がんに対して、根治性の追求とともに内視鏡手術・ロボット支援下手術を積極的に用いることにより低侵襲手術を目指しています。また術後再発症例、化学療法後のコンバージョン症例などの高難度かつ高侵襲な手術にも積極的に取り組んでいます。炎症性腸疾患手術においては、潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘・回腸嚢による再建術、複数回の手術歴や複雑多発瘻孔を有するクローン病に対する手術など、良好な治療成績をおさめています。

診療実績

2023年の切除症例は、食道癌83例(うち開胸手術11例、胸腔鏡下手術35例、ロボット支援下手術37例)、胃癌57例(うち開腹手術13例、腹腔鏡下手術22例、ロボット支援下手術22例)、大腸癌151例(うち開腹手術16例、腹腔鏡下手術93例、ロボット支援下手術42例)、炎症性腸疾患78例(うち開腹手術14例、腹腔鏡下手術52例、肛門手術12例)。

先進医療・研究

大学外の関連病院も含めた多施設において、多くの化学療法臨床研究を食道がん、胃がん、大腸がん分野で積極的に行っています。