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消化器・腫瘍外科(消化管) 科長:中山 吾郎(准教授)

国内外が注目するがん集学的治療と内視鏡手術の取り組み

消化器・腫瘍外科(消化管)では、消化器がん全般にわたり患者さんの状態に応じた外科治療を行っています。


診療体制

教員17名、医員14名体制で外来および入院診療を行っています。外来は食道、胃、大腸、肝胆膵、内視鏡外科、肥満外科それぞれに精通する専門のスタッフが月、火、水、木、金曜日の診療日を担当しています。入院診療は教員、医員がチームを組み、チーム医療を行っています。

対象疾患

食道がん、胃がん、大腸がん、膵がん、肝がん、胆道がんなど消化器がん全般を扱っています。また、潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患も多く扱っています。内視鏡手術やロボット手術も積極的に取り入れています。

得意分野

食道、胃、大腸など消化管のがんに対しては根治性の追求とともに内視鏡手術・ロボット支援下手術を積極的に用いることにより低侵襲手術を目指しています。膵がん手術における門脈カテーテルバイパス法を用いた門脈合併切除は世界でも有数の症例数を持ち、安全な術式として確立しています。

診療実績

2021年の切除症例は、食道癌60例(うち開胸手術41例、胸腔鏡下手術19例)、胃癌48例(うち開腹手術17例、腹腔鏡下手術17例、ロボット支援下手術14例)、大腸癌65例(うち開腹手術12例、腹腔鏡下手術41例、ロボット支援下手術12例)、炎症性腸疾患54例(うち開腹手術25例、腹腔鏡下手術29例)、膵疾患70例(うち開腹手術60例、腹腔鏡下手術10例)、肝切除38例(うち開腹手術27例、腹腔鏡下手術11例)

先進医療・研究

当科では、大学外の関連病院も含めた多施設において、多くの化学療法臨床研究を胃がん、大腸がん、膵がん分野で積極的に行っています。