診療科・部門

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てんかんセンター センター長:齋藤 竜太(教授)

てんかん患者さんとそのご家族に最高の医療を!

当院が国のてんかんの地域診療連携体制の整備事業における愛知県てんかん診療拠点病院に選定されました。それをうけ診療の充実をはかるためてんかんセンターが整備されました。


業務体制

てんかんセンターはセンター長(兼任)のもとてんかん診療にかかわる関連各科の医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、作業療法士などのリハビリ関連の職種、精神保健福祉士、臨床心理士など多職種で構成されます。

業務内容

てんかん診療に関わる、脳神経外科、脳神経内科、小児科、精神科などの診療各科に加え、看護部、薬剤部、検査部などの多岐にわたる専門知識を有する医療部門による集学的な医療を行い、またその医療従事者の育成を行います。

特色

てんかんの診断、特に焦点診断には脳波検査、長時間脳波検査、高精度MRI、FDG-PET、SPECT、脳磁図(MEG)、EEG-fMRI(脳波-機能的MRI同時記録)、硬膜下電極による脳波測定、定位手術用ロボットを用いた定位的頭蓋内脳波(SEEG)による脳波測定など多くの高度医療機器を要しますが、名古屋大学医学部附属病院および脳とこころの研究センターでこれらを全て行うことができます。
また、てんかんセンターは名大病院内のみにとどまらず、愛知県てんかん治療医療連携協議会の拠点機関として活動しています。愛知県てんかん治療医療連携協議会は県内のてんかん診療を行う医療機関の連携をはかり、よりよい医療体制を整備するために行政、患者さん御自身および御家族からから構成される組織です。

業務実績

年間のてんかん患者さんは新生児から高齢者まであらゆる年齢で約2,500人(実人数)、そのうち新患は約150人です。また年間30~40件のてんかん外科手術を行っています。
毎月症例検討会を行い、特に難治てんかんの患者さんの治療方針を多職種で検討しています。

その他の取り組み

てんかんの治療だけでなく、医療者、患者さんむけに講習会、公開講座を行い知識啓発にも取り組んでいます。