
手術室から集中治療室、疼痛診療まで
名古屋大学麻酔科は、手術麻酔、集中治療、疼痛診療を三本柱とし、周術期医療の最前線を担っています。
年間7,000件を超える手術・検査の麻酔管理を担い、休日・時間外を含め24時間体制で診療を行っています。また、外科系集中治療部の管理・運営にも主体的に携わり、高度な周術期医療と重症患者管理を提供しています。ペインクリニックでは月・水・金曜日に外来・入院診療を行い、急性痛から慢性痛まで幅広い疼痛管理に取り組んでいます。
手術麻酔では、外科系各診療科のあらゆる手術・検査を対象に、安全で質の高い周術期管理を提供しています。ペインクリニックでは、帯状疱疹後神経痛、CRPS、三叉神経痛をはじめとする慢性疼痛疾患を中心に、痛みに関わるさまざまな疾患の診療を行っています。また、外科系集中治療部では、高度侵襲手術後をはじめとする重症患者の全身管理を担い、集中治療を提供しています。
手術麻酔・ペインクリニックともに、超音波ガイド下末梢神経ブロックを積極的に取り入れています。ペインクリニックでは、脊髄電気刺激療法、高周波熱凝固法による神経ブロック、各種神経ブロックを行っています。
麻酔科管理の手術麻酔は2025年度で7,573例を行っています。ペインクリニックは外来約30人/日・入院2床で診療を行っています。
ペインクリニックを開設し、急性痛から慢性痛まで幅広い疼痛診療を行っています。また、術前外来では麻酔科医が手術前の患者評価を行い、併存疾患や全身状態を詳細に把握したうえで周術期リスクを評価し、安全な麻酔・周術期管理につなげています。
基礎研究から臨床研究まで幅広い研究活動を展開しています。心血管系における血流動態解析や組織線維化のメカニズム解明、神経原性肺水腫、麻酔薬が血管内皮機能に及ぼす影響などの基礎・橋渡し研究に加え、心拍変動解析、超音波ガイド下末梢神経ブロック、術後疼痛管理に関する臨床研究など、多角的な視点から麻酔・集中治療・疼痛医療の発展に取り組んでいます。