SILPECについて


単孔式腹腔鏡下ヘルニア根治術(SILPEC)

鼠径ヘルニアとは

こどもの20人から50人に1人の割合で生じる病気です。鼠径部に腸などのおなかの臓器の一部が飛び出し、ふくらみます。脱出した臓器が戻らなくなると”嵌頓(かんとん)”と呼ばれる状態になり、放置すると臓器への血液の流れが悪くなり、壊死(えし)してしまうことがあります。ヘルニアが疑われる場合には、早めの受診をおすすめします。


鼠径ヘルニアの治療

臓器が入る袋(ヘルニア嚢)をおなかの近くで糸を縛り、臓器が飛び出さないようにします。

従来の方法との比較

従来法では、2cmほどの創で手術を行います。反対側のヘルニアの確認ができません。
腹腔鏡を用いた手術はお臍の皺に隠れる創が1箇所のみで、反対側の確認を行い、予防的に手術を行うことができます。
治療成績も特に変わりはありません。


腹腔鏡による鼠径ヘルニアの手術

SILPEC1.jpg
おへその中におさまるように切って、腹腔鏡のカメラと特殊な鉗子を挿入して手術を行います。
手術の創は臍のしわに隠れほとんど目立ちません。


治療内容の詳細については、外来受診時にご説明致します。

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