レジデント募集


名古屋大学小児外科 内視鏡手術レジデント募集

小児外科疾患の多くは発生頻度が少ないため、一施設での症例数が限られてしまう現状があります。 愛知では、名古屋地区を中心に当院へ集約化する体制をとっており、患者さんにとってよりよい治療を受けて頂くとともに、小児外科医が手術を共有することで医師個人の技術向上を効率的に行っています。

こうした状況を打破するために、名古屋大学ではさらにOff the job Training セミナーを開催し、全国の小児外科医の育成・技術向上にも取り組んでいます。

小児内視鏡手術・新生児外科手術コース(2年コース但し1年毎更新)

小児内視鏡手術の基礎から応用まで2年間でしっかりと身につきます!
2024年3月に第一期生が研修を終了いたしました。

研修目標と特徴:

1 小児外科における基本的な診断、治療能力の取得
2 小児内視鏡手術の基本的な手技、高難度内視鏡手術の管理、手技の取得
3 新生児外科手術の基本的な手技、術前術後管理の取得

新生児外科手術は2年間で25件以上(助手50件)、小児内視鏡手術は鼠径ヘルニア類30件以上、肺切除3件以上(助手10件)、先天性胆道拡張症3件以上(助手10件)、胆道閉鎖症1件以上(助手5件)を執刀できることを目標としています。
国内学会(年間2件以上)国際学会発表(年間1件以上)や論文作成(年間1編以上)を目標とします。

研修生の手術実績

術式  計画 執刀
胸腔鏡下食道再建術 0(助手2)
胸腔鏡下肺切除術 3 6(助手6)
腹腔鏡下先天性胆道拡張症手術 3 0(助手10)
腹腔鏡下肝門部空腸吻合術 1 3(助手2)
腹腔鏡下幽門形成術(Ramstedt)
- 3
腹腔鏡下Hirschsprung病根治術 - 2
腹腔鏡補助下鎖肛根治術 - 1
腹腔鏡下鼠径ヘルニア類縁手術 30 41
新生児手術 25 23
内視鏡手術 - 77
執刀計(内視鏡以外、その他含む)   153

研修生の声


2022年度から2023年度の2年間、名古屋大学の小児内視鏡手術・新生児外科手術コースでお世話になりました。私がこちらのコースで修練を開始したのは医師6年目であり、外科研修を終えた翌年度になります。当初は外科研修を終えた直後であり、果たして自分の手術スキルでついていくことができるのか不安がありました。しかし、実際に働いてみると、先生方の熱心で丁寧な指導のもと、徐々にそのような不安は払拭されていき、スキルが身についていくことを実感することができました。まずはシミュレーションモデルでトレーニングし、小手術を中心に執刀しました。その後徐々にメジャー手術の術者も経験させていただきました。2年間で腹腔鏡の胆道閉鎖症術を3例執刀し、その他にも一通りのメジャー手術を経験しました。また学術活動でも指導していただき、5編の論文を書かせていただきました。本当に充実した2年間を過ごさせていただきました。私を受け入れていただいた内田教授、ならびに名古屋大学の先生方に大変感謝申し上げます。これからも先生方にご指導いただいたことを大切にし、小児外科医療に貢献して参りたいと思います。2年間本当にありがとうございました。

(2024年3月研修終了)

募集人数:

2025年4月採用 1名

待遇:
名古屋大学医学部附属病院 医員
外勤週1回程度 応相談

連絡先:
名古屋大学大学院医学系研究科小児外科学
医局 shounigeka[at]med.nagoya-u.ac.jp ([at]を@に変更)


初診(原則予約制)

医療機関から当院予約
FAX 052-744-2780
(病診連携室)

再診

予約センター(予約の前日まで)
TEL 052-744-2937

休日夜間(救急外来)

TEL 052-744-2704

〒466-8560
名古屋市昭和区鶴舞町65