アデレード大学、フライブルグ大学、名古屋大学は第4回国際共同シンポジウム及び国際合同学術協力会議を10月15日から17日まで医学部鶴友会館等にて開催した。本シンポジウム及び学術協力会議は各大学持ち回りで開催されており、3大学では4回目、本学では昨年3月に続いて2回目の開催となりました。医学分野における3大学間の共同教育プログラム、共同研究のさらなる発展を目的として、各大学より多くの参加がありました。
シンポジウムでは、まず髙橋雅英医学系研究科長の挨拶の後、3大学から合計13名が、神経科学、老年科学、腫瘍・サイコオンコロジー科学の3分野で研究発表を行いました。発表後は大学の枠を超えて活発な議論が行われ、今後の共同研究の可能性を探る上でも素晴らしい情報交換の場となりました。この他、16日には3大学関係者による学術協力会議も開催され、今後の学術交流における方向性や課題について議論が行われました。
また、今年は新たなプログラムとして、アデレード大学と本学の学生による発表も加わりました。これは本年10月より開始されたアデレード大学とのジョイントディグリープログラムとも関連し、学生同士の情報交換のために行われたものです。その後アデレード大学の学生は、関連の研究室で2週間滞在し本学での研究活動を体験しました。
このような体験を通して、教員はもちろん、学生レベルにおいても深い関係が築かれ、今後の3大学間における研究交流の更なる発展が期待されます。