大学院(総合診療医学講座)

当科大学院/研究の特徴

研究は楽しい!

研究とは、“物事を詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や真理などを明らかにすること”です(大辞泉)。研究により得られたアウトカムを世の中に発信することは、自分のアイデンティティを大いに高めてくれます。これは研究をやった人にしか解らない感覚です。また、アウトカムを得る課程の中で、“物事を詳しく調べたり、深く考えたりする”という活動自体が、人間が持つ“真理を追究する欲求”を満たしてくれます。

研究時間・機会の確保

4年間の研究期間すなわち充実した研究を行うために必要な時間が保証されます。また、名古屋大学が提供する研究を行うための様々なトレーニングプログラムに参加できます。

やりたいテーマに取り組める

臨床を行う中で、また医学教育に携わることによって生じた疑問や発想をもとに自分自身の研究テーマを見つけ、自分を中心とする研究プロジェクトを立ち上げていただきます。教員および大学院の上級生がそれをサポートします。また、当科は国内外の多くの研究者とコラボしており、大学院生がそこで学んだり(海外あるいは国内留学)、共同研究を立ち上げることもできます。

当科が取り組んでいる研究

当科には、現在7つの研究グループがあり、各研究グループごとに、いくつかの研究テーマに取り組んでいます。2か月に開催される医局全体のリサーチミーティングで、各研究テーマの進捗状況についてのプレゼンテーションが行われるので、興味がある研究があれば、そのプロジェクトに参加することもできます。


<研究グループ>

  • 生活習慣病予防研究グループ(チーフ:佐藤寿一講師)
  • 糖尿病劇場研究グループ(チーフ:岡崎研太郎講師)
  • 慢性疲労症候群研究グループ(チーフ:佐藤元紀講師)
  • 医学教育研究グループ(チーフ:高橋徳幸助教)
  • 統合ヘルスケア研究グループ(チーフ:伊藤京子研究員)
  • 産業衛生研究グループ(チーフ:松葉泰昌研究員)
  • 超音波研修研究グループ(チーフ:山田徹大学院生)

<現在実施中の研究テーマ>

  1. 教育に関する研究
    • 共感をキーワードにして臨床推論と患者中心的医療を融合する外来診療実習プログラム
    • 外来実習とロールプレイ実習を融合させた患者中心的医療学習プログラムにおける、学習の促進・阻害因子に関する質的探索および改編型患者中心的医療学習プログラムの学習効果検証
    • 医学生および若手医師の診療における共感的態度の習得に関する研究2年次研修医の研修医教育に関する意識と行動に関する研究
    • 日本語版Care Measure(The Consultation and Relational Empathy Measure)の評価者間信頼性の検討
    • Point of care ultrasoundコース受講前後での教育効果測定
  2. 臨床に関する研究
    • 漢方薬による不妊治療の効果評価研究
    • 糖尿病によるCKD患者を対象としたピアサポートプログラムの実践に関する研究
    • 演劇ワークショップを用いた糖尿病医療者教育プログラムの開発普及と有効性の検証
    • 慢性疲労症候群患者に対する効果的な心理アプローチ方法に関する検討
    • 運動療法を併用した慢性疲労症候群の修学的治療法の確立
    • 患者-医師コンコーダンスを重視した汎多職種協働チームアプローチの有用性の評価
    • 女性医師の仕事への価値観の解明と相互理解のためのワークショッププログラムの開発
    • 医師の服装が共感に及ぼす効果に関する調査:プライマリ・ケア領域における医師の服装に関するランダム化比較試験
  3. 疫学研究
    • Diabetes Distress Scale(DDS)17日本語質問票の開発
    • 日本、中国、タイにおける臨床医のがんに関するコミュニケーションの比較:混合研究手法を用いて
    • ヒューマンエラーを惹起する個人特性に関する研究
    • 適応障害を原因とする休職者に対する復職サポートの検討
    • 抗凝固療法におけるエドキサバンとワーファリンの費用対効果比較分析

研究以外の業務、収入など

原則として最初の1年間は、医員と同様に病棟業務を担当していただきます。また、教育業務は4年間を通して担当していただきます。最初の1年間は、研究の基礎トレーニングを受けたり、当科が取り組んでいる研究のうち興味がある研究に参画して研究がどのようにして企画され実施されるのかを学んでいただく期間です。その中で自分自身がこれから取り組む研究テーマを見つけていただきます。

大学院生(医師)に対しては、時間内で週4コマのアルバイト先を保証します。この収入が年間800万円程度です。希望により、それ以外に平日の時間外や週末のアルバイトを行うことも可能です。

大学院を修了した後の将来は?

多くの大学病院あるいは研修指定病院に総合診療部門が設立されてきており、またジェネラリストを志す学生や若い医師も増えてきています。そのような背景の中で、指導医の不足は深刻な問題です。大学院卒業後は、さらに自己研鑽し、わが国の総合診療における指導者的役割を担っていただきたいと思います。

進学にかかる費用

受験料 30,000円
入学料 282,000円
授業料 (前期分) 267,900円 (年額 535,800円)

募集要項・入学試験日程

対象 初期臨床研修を修了(2019年3月修了見込みを含む)した医師あるいは歯科医師、および修士課程を修了(6年生薬学部あるいは獣医学部卒業を含む)した者
応募方法 履歴書(クリックしてダウンロード、市販のものでも可)および大学院を志望する理由(1000~1500字程度)を記載した書類を、下記宛に郵送ないしメール添付にてご送付下さい。 応募いただいた後、面談を行い、その後に大学院願書を出していただきます。

-郵送-
〒466-8560
名古屋市昭和区鶴舞町65
名古屋大学総合診療科 佐藤寿一

-メール-
juichi@med.nagoya-u.ac.jp

※3日以内に受領確認が届かない場合はお手数ですがご連絡下さい。
問い合わせ先 上記メールアドレス、あるいは TEL 052-744-2951
入学試験 大学院の入学試験は年2回行われます。
2017年度の受付は終了いたしました。
2018年度については、追ってご案内いたします。

大学院生の声

後期研修終了 ~ 大学院進学

松久 貴晴 先生
  • 2010年 和歌山県立医科大学卒
  • 名古屋第一赤十字病院で初期研修
  • 奥三河家庭医療後期研修プログラム修了
  • 2015年4月 当科大学院入学
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教育病院勤務 ~ 社会人大学院に所属

山田 徹 先生
  • 2003年 富山医科薬科大学(現:富山大学)卒
  • 東京ベイ・浦安市川医療センター勤務
  • 2015年4月 当科大学院入学
  • 働きながらの社会人大学院生
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お問い合わせ・見学希望・応募など

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近藤先生顔写真
指導医:近藤
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