名古屋大学大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌内科学

医局員の体験談

大学院体験談

村瀨 貴紀(大学院生)

村瀬 貴紀

私は現在、卒後10年目、大学院4年生です。安城更生病院で初期研修を行った後、糖尿病・内分泌内科を専攻しました。2023年より名古屋大学大学院医学系研究科博士課程に進学し、臨床と研究の両立に取り組んでいます。大学院1年目は社会人大学院生として市中病院に勤務しながら、講義・実習を通じて研究の基礎を修得しました。2年目より大学に帰局し、本格的に研究活動を開始しました。現在は、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による内分泌免疫関連有害事象(irAE)をテーマとする研究グループに所属しています。近年、ICIは新規薬剤の登場や適応癌腫の拡大により使用機会が増加しています。一方で、重篤なirAEを発症する症例もあり、迅速かつ適切な対応が求められています。また、内分泌irAEを発症した症例では抗腫瘍効果が高い可能性が報告されており、現在は「甲状腺自己抗体と抗腫瘍効果の関連」に着目して研究を行っています。臨床で生じた疑問を研究として検証していく過程に、やりがいを感じています。大学院生活では研究に加え、大学病院での病棟・外来業務や関連施設での外勤にも従事しています。大学病院では希少症例を含め多様な症例を経験でき、臨床医としての研鑽にもつながっています。当医局は研究・臨床の双方においてサポート体制が整っており、恵まれた環境のもとで研鑽を積むことができています。

芦田 涼成(大学院生)

芦田 涼成

卒後6年目で名古屋大学に帰局し、現在大学院4年目となりました。東海中央病院で初期研修および内科専攻医として研鑽し、その後大学院博士課程に進学しました。1年目は社会人大学院生として岐阜県立多治見病院で勤務しながら講義に参加し、2年目より本格的に研究活動を開始しました。現在はAVPグループに所属し、機械学習を用いて低ナトリウム血症患者におけるAVP過剰分泌を予測する研究に取り組んでいます。低ナトリウム血症は日常診療で頻繁に遭遇する電解質異常ですが、その原因となるAVP過剰分泌を早期に予測することで、より適切な診断・治療介入につなげることを目指しています。機械学習については帰局してから一から学ぶこととなりましたが、教官の先生や先輩方から丁寧にご指導いただきながら、新たな発見にやりがいを感じています。研究以外では、岐阜県内の関連病院で外来業務を行っており、地域医療に貢献できる貴重な機会であるとともに、臨床医としての感覚を維持できる大切な時間となっています。医局には教官・院生の先生方が多数在籍されており、研究面だけでなく臨床で判断に迷う症例についても気軽に相談できる環境です。毎週の医局会では市中病院ではなかなか経験できない症例の報告も多く、日々学びの多い時間を過ごしています。正直なところ、大学院への進学は迷っていたのですが、実際に飛び込んでみると臨床だけでは得られない視点や知識に触れる機会が多く、進学してよかったと感じています。研究・臨床ともに手厚くサポートいただける恵まれた環境への感謝を忘れず、少しでも臨床現場に還元できるような研究成果を目指して研鑽を重ねていきたいと考えています。

医員体験談

太田 紗代(臨床医員)

太田 紗代

私は愛知医科大学卒業後、名古屋医療センターにて初期研修および内科後期研修を行い、その後、公立陶生病院での研修を経て、卒後6年目に臨床医員として帰局いたしました。
現在は外来・入院診療を担当しながら、カンファレンスや教授回診を通して一つ一つの症例に深く向き合うことができていると感じています。
大学病院では、市中病院では担当する機会の少なかった内分泌疾患の症例を多数経験させていただいています。典型的な症例から判断に迷う症例まで経験する中で、教員の指導のもと、試行錯誤しながら診療にあたっています。
特に尿崩症をはじめとした下垂体疾患においては、ガイドラインに基づいた診療に加え、患者さんの日々の症状を確認しながら治療内容を調整するなど、実際の臨床の中で判断する場面が多くありました。また、免疫チェックポイント阻害薬に関連した下垂体機能低下症の症例も多く経験させていただいています。
また糖尿病診療では、1型・2型糖尿病のみならず、膵性糖尿病の症例も多く、そのほか内分泌疾患に関連する症例も担当しています。こうした経験を通して診療の幅を広げ、患者さんへ還元していければと考えています。
さらに、学会発表では教員よりご指導をいただき、臨床を振り返る機会となっています。
今後も、患者さんにとってより良い治療を考えつつ、臨床能力の向上に努めていきたいと思っています。

  • 医局員の体験談
  • 名古屋大学大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌内科学 公式facebook

PageTop