経食道心エコー検査は、口から細い超音波の機器を食道まで挿入し、心臓を詳しく観察する検査です。胸から行う通常の心エコー検査では見えにくい部分も、心臓のすぐ近くにある食道から観察することで、より詳しく評価することができます。
【どんな患者さんに行うか?】
・心房中隔欠損症(ASD)の患者さんに対して治療前評価として行います。欠損孔の大きさや位置、周囲の組織の状態などを確認することで、カテーテルによる胸を切らない低侵襲な治療が可能かどうかを事前に判断することを目的として行います。
・弁膜症など、心臓内の構造をより詳しく確認する必要がある場合に行うこともあります。
【当院における検査の流れ】
日帰り入院で行います。検査中はできるだけ苦痛や不安を少なくするため、点滴から鎮静薬を使用して、眠った状態で行います。検査時間は1時間程度です。検査終了後は、鎮静から十分に目が覚めたことや全身状態を確認し、問題がなければその日のうちにご帰宅いただけます。
【検査結果について】
検査で得られた画像を詳しく確認し、後日の外来で結果をご説明します。心房中隔欠損症の場合には、カテーテル治療が可能かどうかや、その後の治療方針について提案・相談します。
(文責:鈴木謙太郎)