名古屋大学医学部附属病院に「小児循環器センター」が誕生!
名古屋大学医学部附属病院に「小児循環器センター」が開設されましたので、お知らせします。
このセンターは心臓の病気をもつ子どもたちが安心して治療を受けられる場所です。
実は数年前から計画していましたが、新型コロナウイルスの影響で遅れてしまいました。ようやく2023年3月にオープンすることができました。
名古屋大学の強力なサポートで安心の医療を!
私たちの小児循環器センターは、心臓移植や人工心臓の重症心不全治療、ロボット手術などの大人の心臓手術などを行う名古屋大学心臓外科の強力なバックアップのもと、しっかりとした医療を提供します。
また、将来的にはまだこの地区では行われていない小児の心臓移植(10歳未満)施設認定も目指していきたいと考えています。
子どもから大人へ、ずっと安心のサポートを!
子どもたちは成長していずれ大人になります。心臓の病気がある子どもたちの中には、大人になっても治療や経過観察が必要な人(成人先天性心疾患)もいます。
しかし、今までは大人の病院で先天性の心臓病を専門的に診てもらうのが難しいことがありました。
最近では「成人先天性心疾患」という考え方が全国的に広まり、大人になっても適切に診てもらえる体制が整ってきています。
子ども病院単独では、先天性心疾患、成人した成人先天性心疾患の患者さんを永年的に診ていくことができないことがわかってきています。
成人先天性心疾患は心不全、弁膜症、冠動脈疾患などいろいろな病態となります。
これからも発展していきます!
私たちは、心臓の病気をもつ子どもたちや、そのご家族が安心できる医療を提供できるよう努力していきます。どうぞ、これからの小児循環器センターにご期待ください!