小児循環器科(大橋直樹)

小児循環器診療では、心臓外科・小児科・集中治療科の「三位一体」が重要であり、中でも私たち小児科は、こども達やご家族の最も身近な存在であると考えています。
名古屋大学小児循環器センターは、看護師スタッフの「看護力」、医療工学士・放射線技師・生理検査技師の「専門力」、外来スタッフの「接遇力」、これらに支えられ「ハートフル」な組織を目指しています。また、大学病院という大きな組織で、麻酔科・新生児科・産科・小児外科などとの連携が可能であり、こども達の安全を守るために最善を尽くしています。
令和5年度から小児循環器センターが稼働を始め、1年目は学童を中心に、2年目は乳児、そして今年度からは新生児の手術を開始します。少子化が進む中、先天性心疾患児の集約化をすすめることで医療の質向上に努め、「安心・安全な医療」の提供に徹底して参りたいと思います。


大橋直樹 略歴
29年間、小児循環器科専門医として、生まれたばかりの赤ちゃんや、重い心臓病のお子さんたちの治療に携わってきました。