小児循環器科(大橋直樹)

小児の心臓病は、100人に1人の割合で発生すると言われています。最近は胎児期に心臓病と診断されることも多くなり、ご家族にとって「先天性心疾患(生まれつきの心臓病)」という響きは、まるでエベレストのように高くそびえる山のように感じられるかもしれません。エベレストを登りきるためにシェルパ(山岳ガイド)が不可欠であるように、私たち小児循環器センターのスタッフがそのシェルパとして皆様をお支えいたします。

「心臓外科医」は、心臓病を治療する大黒柱であり、ご家族にとっても「神の手」であってほしいと願われる存在です。その心臓外科医を支えるのが「小児循環器科」や「集中治療科」です。さらに「麻酔科」「新生児科」「産科」「小児外科」といった診療科の強固な連携があってこそ、お子さんの命をつなぐ「安全・安心・信頼できる医療」が生まれます。当センターでは、これらを実践するために看護スタッフ、臨床工学技士、理学療法士、生理検査技師をはじめとするスタッフが献身的にサポートしており、年々手術件数も増加しています。

小児循環器科の医師は、小児科医でもあります。ご家族にとって最も身近で、親戚のおじさん・おばさん、お兄さん・お姉さんのような親しみやすい存在でありたいと考えています。
当センターのスタッフ一同、ご家族と同じ目標に向かって小児心臓病の医療に全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


大橋直樹 略歴
30年間、小児循環器科専門医として、生まれたばかりの赤ちゃんや、重い心臓病のお子さんたちの治療に携わってきました。