研究デザイン

研究の目的

生活習慣、遺伝子型、血液や尿成分の組み合わせと病気の関係を調べることで、がんやその他の生活習慣病の原因を検討します。さらに、得られた結果から、がんやその他の生活習慣病の予防方法を日本人の生活環境と体質に適した形で、国民に提言していくことを目指します。

調査方法

2006年から2007年に聖隷予防検診センターの人間ドックを受診された、静岡県中西部地区にお住まいの35歳~69歳の方々を研究参加者としました。

参加者の方々には、登録時に生活習慣や健康状況などに関する健康調査票への記入をお願いし、血液と尿を採取させていただきました。また、登録時の検診情報の提供をお願いしました。

これまでに第一次調査と第二次調査を実施しました。
今後ひきつづき、研究参加者の方の健康状況を2024年度(2025年3月)まで追跡調査する予定です。なお、血液と尿は2035年まで保存し、血液成分や遺伝子多型の解析に用います。

静岡地区独自の研究とJ-MICC Study参加地区全体の研究

静岡地区で参加された方々のデータと血液の一部は、匿名化の後、J-MICC Study中央事務局に輸送されます。

J-MICC Studyでは、静岡地区の調査情報と日本の他地域で行われている研究に参加された方々の調査情報を合わせて、がんやその他の生活習慣病および寿命に関係する体質や生活習慣の解析をしていきます。