J-MICC Study 静岡地区 研究責任者

名古屋大学大学院医学系研究科予防医学 准教授 内藤真理子

日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)は、我が国で最初の本格的な分子疫学コホート研究です。2005年に開始され、現在、全国で10万人以上の方々にご参加いただいている研究です。研究終了は2035年を予定しており、30年にわたる息の長い研究となっています。

静岡地区はJ-MICC Study(ジェイミック スタディ)の4番目の地区として、2006年に参加者登録が始まりました。2006年から2007年にかけて、聖隷予防検診センター(浜松市)の人間ドックを受診した方々に研究協力をお願いし、5000人の登録を完了しました。2012年から生活習慣の変化などを見るための第二次調査を実施し、現在は健康状態の調査(追跡調査)を継続中です。

研究参加者の方々がお住まいの静岡県中西部地区は、温暖な気候に恵まれており、健康への効果が期待されるお茶やみかんの産地としても有名です。地域性を活かしながら、健康長寿を目指した病気の個別化予防やQOL維持をテーマに、学術的な情報を国内外に幅広く発信していきたいと考えています。

コホート研究は、研究にかかわってくださっている数多くの方々の熱意と支援で成り立っています。よりいっそう充実した成果を還元できるよう、研究スタッフ一同、これからも力を尽くしていく所存です。研究の今後に、皆様の温かいご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

2016年2月吉日


静岡地区スタッフ2011


名古屋大学スタッフ2012


名古屋大学スタッフ2015