J-MICC Study 静岡地区 研究責任者

名古屋大学大学院医学系研究科予防医学 講師 永吉真子

日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)は、我が国で最初の本格的な分子疫学コホート研究です。2005年に開始され、現在、全国で10万人以上の方々にご参加いただいている研究です。

J-MICC Study(静岡地区)は、J-MICC Studyの4番目の地区として、2006年に参加者登録が始まりました。聖隷予防検診センター(浜松市)のご協力の下、人間ドックを受診した方々に研究協力をお願いし、静岡県中西部にお住まいの約5000人の登録を完了しました。その方々を対象に、健康状態の変化に関する調査(追跡調査;2008年~)や、生活習慣などの変化を見るための第二次調査(2012年)を行い、生活習慣や遺伝要因がどのように病気の発症に関連するかを検討しています。また、2020年からは、健康に大きな影響があることが注目されている心理社会的な要因(人とのつながりや会話、笑い、ストレスなど)の追加調査も実施し、日本人の健康を維持や予防に役立つエビデンスの構築に向けた研究に取り組んでいます。

2024年7月吉日



名古屋大学スタッフ2022


名古屋大学スタッフ2015


名古屋大学スタッフ2012


静岡地区スタッフ2011