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ボランティア(被験者)募集
※令和3年度より新規募集は停止しています。
名古屋大学脳とこころの研究センターは認知症の克服を目指しています。
研究の目的
脳MRIと脳磁図を用い、脳内神経回路(神経細胞や脳の様々な領域をつなぐ回路)を見ることができるようになりました。
脳内神経回路破綻は認知症の発症と密接に関連していることが分かってきています。本件旧は、認知症の予防、早期発見、新しい治療法の開発を目指しています。
ご参加いただく検査の内容
- MRI検査、脳磁図検査、物忘れの検査、アンケート。
- MRIは磁石の力で脳の構造や脳神経細胞の活動を観察します。
- 脳磁図は、脳神経細胞が活動した際に出来る微小な磁力を観察します。
- MRIも脳磁図も造影剤などの薬は使わず、被曝もしない検査方法です。
- MRIと脳磁図の検査は、ご了解をいただければ1年に1度ずつ、5年に渡って行います。
- 同意をいただいた場合には、遺伝子検査も行います(結果はお返しいたしません)
- 所用時間は、初年度(初回)は約2時間、次年度(次回)移行は約1時間を予定しております。
ご参加いただく利点
- 脳の病気の早期診断や隠れ脳梗塞などの発見につながる可能性があります。
- もし病気が疑わしい場合や、より詳しい検査が必要と判断した場合には専門医をご紹介します。
ご協力をお願いしたい方
- これまでに認知症をはじめ、脳やこころの病気で治療を受けたことがない方(頭痛や眩暈は含まれません)
- 20歳以上の方。
- 脳腫瘍、くも膜下出欠など、頭部の手術を受けていない方。
- 体の中に金属などが入っていない方(下記をご参照下さい)。
MRIを受けられない方
- MRI検査は狭い場所で、磁石の力を利用して画像を撮影します。このため、以下の方は重大な危険をおよす可能性があるため、検査を受けて頂くことができません、事前にお申し出下さい。
閉所恐怖症の方、体の中に金属の入っている方、ペースメーカなどの医療機器(心臓ペースメーカー、脳動脈クリップ、歯科インプラント、磁石付きの義眼など)が入っている方、入れ墨やアートメイクのある方(火傷や絵崩れの恐れ)など。
ボランティアに関するQ&A
Q.費用はかかりますか
A.画像検査、採血、物忘れの検査に費用はかかりません。
Q.検査で物忘れが判明したらどうなりますか?
A.早期治療が望ましいので、名大病院をはじめ、適切な医療機関をご紹介します。
Q.一連の検査で認知症の診断は出来ますか?
A.今回の検査のみで認知症の診断は出来ません。最終診断は専門診療科でなされます。
Q.偶然、脳の中の病気が見つかったらどうなりますか?
A.この場合も適切と思われる専門の診療科をご紹介します。
Q.画像検査は診療に適したものですか?
A.今回の画像検査は、研究に最適化しています。このため、例えば動脈瘤や脳の血管が細くなっている状況などの評価は出来ません。
Q.認知症の前段階などは分かるのでしょうか?
A.最近は認知症の前段階として、"経度認知障害"という考え方が定着しています。今回の画像検査や物忘れの検査で、そこに当てはまった場合には、専門の医師が別途対応いたします。
Q.遺伝子検査は何のために行いますか?
A.神経回路の多様性や、認知症のなりやすさ等にかかわる遺伝子多型を検討するために行います。検査結果はお伝えしません。詳しくは担当者が説明します。センターホームページもご覧ください。
画像撮影の目的は研究であり、脳ドックのように動脈瘤を発見したり、臨床診断を目的とするものではないことをご了解ください。
お申込と問合せ窓口
名古屋大学脳とこころの研究センター TEL:052-744-1975(担当窓口)
※電話によるお問合せは平日の9:00~16:00までとさせていただきます。
担当者不在時は、こちらからご案内を差し上げます。連絡先を窓口業務の者にお伝え下さい。
※現在まだまだ被験者の募集を行っておりますが、機器使用の関係上、お申込から実際の受検まで1年ほどお待ちいただいております。
必ず順次、担当医よりご連絡いたします、上記ご了承下さい。
認知症の早期発見、治療法の開発研究のためにご協力をお願いしています。
平日の午後4時30分以降、もしくは土日でも撮影を行っています。お仕事のある方もお問合せ下さい。