2018年の名古屋大学呼吸器外科としての全身麻酔手術件数は377例、その内、原発性肺癌が254例と過半数を超えており、年々増加傾向にあり、関連病院でも同様の傾向が見られています。
そのため専門知識を有し、かつ安全で質の高い手術を提供できる呼吸器外科医育成が我々の医局の使命であると強く認識しています。

専門医機構の発足にともない、当教室も専門医養成のための臨床教育カリキュラムの確立を、関連施設と協力して推し進めているところです。
診療内容の高度複雑化に伴い、将来を担う優秀な若手呼吸器外科医の養成が名古屋大学グループの発展に不可欠と認識し、呼吸器外科を希望する者にとっても十分満足のいく研修システムと労働環境を提供できる体制を整えています。

また、今後、肺移植など、慢性呼吸不全に対する新たな取組みも行っていく予定です。
興味のある方は、一度ご連絡ください。