3ヶ月間の家庭医療後期研修プログラムを修了(佐藤渉先生)

根本的な考え方を見直す良い機会になりました

佐藤 渉 先生

略歴

なぜ名古屋大学総合診療科での研修を選んだか

経験者の言葉に背中を押された

名古屋大学総合診療科での研修経験がある医師から、プロブレムリストの整理の仕方やクリニカルクエスチョンの解決方法など、とても勉強になると聞いたからです。

実際の研修はどうであったか

充実したバックアップ、チームの安心感

週に2回初診外来を担当させていただき、他院で検査をされるも原因不明というような患者さんをじっくりと時間をかけて診ることができました。外来には必ずプリセプターの先生がついており、必要であれば随時相談ができるので心強かったです。

また、外来がある日は夕方にプリセプターと外来担当医で振り返りがあり、初診で診た症例について全例検討するため、症例の深掘りだけでなく共有にも役に立ったと思います。また、週に1回は総合診療科全体での外来カンファレンスもあり、特に難解な症例についてディスカッションすることができました。

病棟はチーム制で、朝の全体カンファレンス、夕方のチームカンファレンスでこれまでの経過や今後の診療方針を確認するため、安心して診療にあたることができました。

数多くの症例から学ぶことが出来ました

側頭動脈炎、非結核性抗酸菌による頚部リンパ節炎、キャッスルマン病、ANCA関連血管炎、高安動脈炎、Sweet病、ニューモシスチス肺炎など、初めて経験する症例も多く経験することができました。

また、科全体の雰囲気が良く、初期研修医・後期研修医も活気があり、とてもアクティブで刺激をいただきました。

研修受講後、キャリアや実務に於ける変化

家庭医療後期研修プログラムを修了し、家庭医療専門医を取得しました。

ポートフォリオ作成指導が有難かった

名古屋大学総合診療科では、ポートフォリオ作成支援のための検討会 (ACCEL) があり、名古屋大学での研修期間中はもちろん、研修終了後も何度かACCELに参加させていただきポートフォリオの添削やフィードバックをいただきました。「地域ヘルスプロモーション」や「研究」など書けずに困っていたテーマのポートフォリオも、丁寧にご指導いただいたおかげで、なんとか書き上げることができました。

修了後、外来医療と在宅医療に従事

家庭医療専門医取得後、福岡県福岡市にある大楠診療所という無床診療所で、外来医療と在宅医療をしています。*2020年3月現在

高齢者を診療することが多いので、名古屋大学で教えていただいた、「多数のプロブレムをしっかり整理しながら丁寧に診療していく」という総合診療医として大切な姿勢を忘れないようにしています。

訪問診療の様子1
▲ 在宅診療の様子

訪問診療の様子2
▲ 丁寧な診察を心がけています

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