ポートフォリオ作成支援(公開検討会:年4回)

当科主催「ACCEL」概要

ACCEL(Attractive Conference on Collaborative and Elaborative Learning for Senior Residents)は、名古屋大学総合診療科が主催する家庭医療専門医試験の受験申請に必要なポートフォリオ(以下PF)の作成を支援するためのミーティングです。

  • 2010年に始まり、現在、年4回開催しております。
  • 家庭医療プログラム専攻医を中心に、PFを持ち寄り、小グループで検討します。
  • PF作成に役立つ、コアレクチャーも開催しております。
  • 広く参加者を募っており、無料でご参加いただけます。

全国の家庭医療プログラムの専攻医、専門医、指導医の方にとどまらず、プライマリ・ケア学会認定医取得をめざす先生、PFに興味ある全ての先生方のオープン参加を大歓迎いたします。また医師のみならず、医学生、看護学生、看護師、薬剤師、鍼灸師、心理士など、他職種の方の参加も大歓迎です!

開催予定

ACCEL

日時
場所
備考

参加ご希望の方へ

  • 参加費は無料です。
  • 開催日の6日前までにメールでご連絡ください。(ACCEL担当:安藤友一)
  • 参加希望メールを送る

ポートフォリオ(以下PF)とは

本来PFとは、建築家やデザイナーが自分の作品を紹介するために用いた「作品集」のことをさします。

転じて、各自の成長を残した記録集をさす言葉としても用いられるようになり、家庭医療プログラム研修におけるPFは「学習者の成果や省察の記録、メンター(優れた助言者・指導者)の指導と評価の記録などをファイルなどに蓄積・整理してくもの」とされました。

PFには学習者自身の考えや感情の変化、学習項目に焦点を当てて記述するという特徴があり、患者に関する医学的な記述をする症例報告とは全く性質が異なります

また、PFには特定のテーマについての学習者の成長が詳細に記述されることから、他者からみても学習者の成長が分かりやすく、評価手段としても用いられます。

家庭医療専門医のPFは、一つのテーマについてA4二枚以内で、記述のための枠組み(経過−問題の分析−解決に至るプロセス−省察−今後の課題)が提示されています。一定の評価基準を満たしたPFを記載することが、家庭医療専門医資格取得のために必要です。
[ ~高橋徳幸著:名大総診 ポートフォリオ「虎の巻」より引用~ ]

(文責:安藤 友一)

参考:当科講義資料