名古屋大学医学部附属病院 総合診療科



2016/1/6・・・平成28年度専攻医(家庭医療専門医後期研修プログラム)追加募集要項を掲載致しました。 New 詳細はこちら

名古屋大学総合診療科の理念

診療の理念

私達は、疾患だけを診るのではなく、患者が抱えるあらゆる健康問題に関心を注ぎ、目の前の患者のみではなく、まわりを取り巻く家族、地域にも目を向けることを忘れません。診断・治療だけではなく、予防から福祉・介護までを視野に入れた総合ヘルスケアを実践します。

教育の理念

患者が抱える様々な問題を総合的に捉えることを「専門」とする医療人の養成/教育を行います。また、すべての臨床医にとって必要とされる基本的臨床能力の獲得を支援します。

研究の理念

臨床・教育の場における問題意識に立脚した研究を行います。研究成果を臨床・教育の場にフィードバックし、患者・学習者の益に資することを目的とします。

名古屋大学総合診療科が行う活動

診療活動

総合診療科外来は、受診すべき診療科が特定できない患者やいくつもの医療機関を受診するも原因不明の症状を抱えている患者を担当しています。
総合診療科病棟では救急外来から入院した急性疾患(尿路感染症、急性胃腸炎など)、診断に難渋する紹介症例(不明熱,原発不明の悪性腫瘍など)、複数の臓器にまたがるような複雑な病態(膠原病など)の診断・治療にチーム体制で取り組んでいます。
大学病院の総合診療科として、難しい病態に答えを出す最後の砦として機能しています。
また、地域における総合診療のモデルとして、地域中核病院総合診療科、都市近郊型のファミリークリニック、あるいは過疎地域の診療所において診療活動を行っています。

教育活動

医学生や若手医師に総合診療の魅力と重要性を伝える活動を行っています。
総合診療医を目指す医師に対して、総合診療医として必要な知識と技能を学びつつ、総合診療の理念を共有していただく機会を提供しています。
総合診療医/家庭医/プライマリ・ケア医に対して生涯を通して学習する機会を提供しています。
すべての名古屋大学医学部学生および名大病院初期研修医に対して、基本的臨床能力の習得をサポートしています。この活動は学内のみならず学会や講習会などの学外活動としても行っています。

研究活動

当科が取り組んでいる研究は、教育に関する研究、診療に関する研究、実験研究、疫学研究など多岐にわたっています。
また、他の医療職、さらには医療以外の分野(教育学、社会学、経済学、工学など)の専門家との共同研究も行っています。多様な研究を行うことができるというのは大学ならではの強みと考えています。

社会貢献活動

地域医療を活性化するための新たな枠組みとして、地域総合ヘルスケアシステムを提唱し、そのモデル事業として中津川市とタイアップしたプロジェクトを展開中です。
地域総合ヘルスケアシステムとは、保健、医療、介護・福祉の一貫構想のもと、関連する多職種の連携強化および質の担保を行い、かつ利用者である地域住民が必要に応じて社会資源に容易にアクセスできるシステムです。このシステムにより、地域住民に「信頼の医療と安心のケア」を提供します。また、地域医療・ケアの新たな枠組みの中で多職種連携医療教育を実践し地域親和性の高い医療人を地域で育成することによりシステムの向上と安定性を図ります。