どのようなかた向けのプログラムか
- 基本的臨床能力をもう一度学び直したいと考えているかた
- 出産/育児のブランクからの臨床復帰を考えているかた
- 開業予定があり、その前に一通りのコモンディジーズへの対応ができるようになりたいと考えているかた
- 専門医(スペシャリスト)から総合診療医(ジェネラリスト)への転身を考えているかた
- などなど、基本的臨床能力の向上、総合診療能力の習得を目指すかたのためのプログラムです。
再研修プログラムの内容
医療面接能力、基本的身体診察能力、鑑別診断能力、初期対応能力の向上を目指して、名古屋大学医学部附属病院総合診療科の研修登録医となり、総合診療科初診外来においてPreceptorによる指導のもと、On the Job Trainingを行っていただきます。
また、毎日夕方にその日の初診外来担当者(3~4名)とPreceptorが集まり、すべての初診症例の振り返りを行います。自分が担当していない症例についても共に学ぶことができます。
毎週木曜日18時~19時に、対応が困難な外来症例や学びの大きい外来症例を皆で共有するための外来症例カンファレンスを行っています。研修日は週1日~週3日で各人のニーズに合わせて予定を組みます。
研修にかかる費用
研修料(病院に納付):6,500円(月額)
医局費:2,000円(月額)
これまでの研修実績
2001年に本プログラムをオープンしてから現在までに20名の先生がたに参加していただきました(うち2名は現在研修中)。研修期間は3ヶ月~3年9ヶ月と、各先生がたのニーズに対応してきました。
専門医から総合診療医への転身
消化器内科、小児科、放射線科、麻酔科、泌尿器科、眼科、呼吸器外科、整形外科など様々な専門診療科に所属していた先生がたが、本プログラムを経てジェネラリストに転身し、開業されたり病院勤務医になられたりしています。
基本的臨床能力向上のための再学習
主として研究に携わってきたり産業医活動や健診業務に従事してきた先生がたが、臨床能力の向上を目的に本プログラムに入られた例もあります。
出産/育児等によるブランクからの臨床復帰
医師になってまもなく出産および育児といったライフイベントがあり、基本的な臨床能力をトレーニングする機会を失っていた先生や、出産および育児のため5年以上の臨床のブランクが生じて臨床への復帰を躊躇していた先生なども本プログラムに入っていただきました。