現代医学においては病気を分子のレベルで語ることが可能になってきました。
病理学はもともと病気における組織細胞の形態変化を観察することにより発展してきた分野であり、私たちの研究室ではこのような形態変化を分子レベルの変化によって説明することを目標としています。
現在、教室においては癌と神経疾患の発症メカニズムの解明を中心テーマとして研究を進めています。
病気の発症にはさまざまな分子が複雑に関与しており、この複雑にもつれあった分子の相互関係を、ひとつづつ解きほぐす作業を通じて、病気の本態の解明と治療法開発研究をさらに進めていきたいと考えています。
病理病態学教室 教授 高橋雅英
2015 2nd pathology, Nagoya university school of medicine
2015 2nd pathology, Nagoya university school of medicine