投 稿 規 定

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【重要なお知らせ】電子投稿システム「ScholarOne Manuscripts」を使用した投稿へ移行しました。(2025.10.10)

(2025年10月10日改定)

I 目的と範囲

Nagoya Journal of Medical Science(以下、“NJMS”)は、名古屋大学大学院医学系研究科が発行する、一般医学領域を対象とする学術雑誌である。NJMSは、長期的な学術的価値を有する論文の掲載を通じて医学知識の発展に寄与することを目的としている。商業主義や短期的な流行に左右されることなく、すべての投稿論文は学術的な価値に基づいて評価される。
NJMSは、医学および関連分野における幅広い研究成果を対象としており、そこには基礎医学、臨床医学のほか、公衆衛生、医学教育、医学と他分野との学際的研究なども含まれる。国内外を問わず、大学・研究機関に所属する研究者からの投稿を受け付ける。

II NJMSの基本方針

  • 1.掲載論文の種類は、医学ならびにその関連分野の(1)依頼総説、(2)総説、(3)原著、(4)症例報告、(5)短報、(6)仮説論文、(7)医用画像紹介(Medical Image at a Glance)とする。なお、プロトコール論文は対象としない。シンポジウムレポート、ノート、告示の投稿については事前に編集事務局に連絡すること。
  • 2.論文は英語で執筆するものとする。投稿前に、専門的な知識を有するネイティブ・スピーカーによる英文校正を受けていること。また、編集委員会からの指示があれば再度英文校正を受けなければならない。
  • 3.論文の採否は審査員の審査を経て、編集委員会で決定される。既に他誌に発表した原稿や、投稿中の原稿については受理しない。ただし、抄録として発表したものはこの限りでない。
  • 4.論文の版権は、依頼原稿も含めて、掲載の決定と同時に、すべて名古屋大学医学部に属することになる。したがって、その一部、若しくは全部を転載しようとする場合は、著者はあらかじめ編集委員会の承認を得なければならない。
  • 5.生成AI技術(以下、”AI”)は執筆補助としてのみ使用できるものとする。ただし、内容の正確性は著者が全責任を負い、最終的な判断・検証は著者自身が行うこと。AIの使用は方法論や謝辞などで開示する。特に、議論や結論に影響した場合は詳細に記載すること。AIを著者として記載することはできない。

III 投稿の方法

  • 1.投稿は、電子投稿システム「ScholarOne ManuscriotTM」で行う。論文原稿は、タイトルページ、本文、図、表についてそれぞれ電子ファイルを作成し、電子投稿システムにアップロードすること。
    カバーレター欄に論文の要点、投稿カテゴリ―を記載した編集委員長宛のカバーレターを入力またはファイルをアップロードする。
    所定の「著作権譲渡同意書」、「利益相反(COI)申告書」を添付すること。

    電子投稿システム:https://mc.manuscriptcentral.com/njms
    *事前にアカウント登録が必要

  • 2.投稿された論文に研究不正(捏造、データ改ざん、二重投稿、剽窃など)の疑義がある場合、予備調査を実施する。調査の結果、研究不正が発覚した場合は、責任著者の所属機関および資金提供機関に通報することがある。
  • 3.人を対象にした研究については、ヘルシンキ宣言(1964年承認、2024年修正)、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(2021年施行、2023年一部改正)等を遵守したもので、かつ所属機関等の倫理審査委員会によって承認されている必要があり、その旨を論文中に明記しなければならない。動物実験も同様に、動物実験委員会で承認されていることを明記する必要がある。

    (参考)
    人を対象とする生命科学・医学研究に関する倫理指針:
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/i-kenkyu/index.html#m-naAncTarget01

IV 原稿の構成及び調整

  • 1.原稿は以下の内容で構成される。D、Eはそれぞれ本文等とは別のファイルとして提出すること。
    A. タイトルページ
    B. 要旨
    C. 本文
    D. 表
    E. 図
  • 2.原稿はNJMSの規定に従う。使用するフォントは表を除いて12ポイントのTimes New Romanとし、ダブルスペースで作成すること。 文法上正確な英語の記載方法については、AMA Manual of Style (11th ed.)を参照すること。
  • A.タイトルページ
    以下の内容を記載する。

    (1) 論文表題
    表題は簡潔だが結論を反映した情報を含むものとし、しかも索引として役立つキーワードを用いて書くこと。略語は使用してはならない。

    (2) ランニングタイトル
    ランニングタイトルは語間のスペースをも含めて40字以内で書くこと。

    (3) 全著者名(フルネーム)及び所属

    (4) 責任著者名、学位、所属、連絡先(郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスなど)
    責任著者はMDまたはPhDの学位を取得していることが望ましい。責任著者の連絡先メールアドレスは所属先機関のアドレスを推奨する。

  • B.要旨
    以下の内容を電子投稿システムに入力する。

    (1) 論文要旨(構造化されていないもの)
    論文要旨は250語以内からなる一節とする。ファイルをアップロードする場合は、ページ番号と行番号を付与すること。

    (2) キーワード(5個以内)

  • C.本文
    本文は以下の内容で構成される。

    (1) 表題

    (2) 本文
    本文にはページ番号と行番号を付与する。本文は、序論、実験材料と方法、結果、考察及び謝辞・利益相反・助成に分けて書くこと。原則として、本文は引用文献を除き、4000語を超えないものとする。本文中の略語は初出時にフルスペルを記載し、定義する。図表は本文中には挿入せず、本文中の図・表の挿入個所に[Table 1], [Fig. 1]などと記載する。
    ヘディングタイトルは第3レベルまで使用できる。第1レベルのヘディングタイトルは太大文字で中央に書くこと。第2レベルのヘディングタイトルはセンテンス・スタイルで、左端から書き、イタリック体とする。第3レベルのヘディングタイトルは、パラグラフの先頭に太字のセンテンス・スタイルで記載し、ピリオドを付ける。
    イタリック体とする語句には下線をひかない。一般的なラテン語(etc やvsなど)はイタリック体とせず、ピリオドも省略する。
    各種の単位は、国際単位系(SI)に準拠するものとする。

    (3) 謝辞・利益相反・助成
    全ての著者は、利益相反を引き起こす可能性がある、いかなる財政支援や関係も開示すること。

    (4) 引用文献
    引用文献はthe Journal of the American Medical Association (JAMA).の様式に従う。AMA Manual of Style: A Guide for Authors and Editors, 11th Edition (2020), 及び papers from the latest issue of JAMAを参照のこと。

    (参考)
    JAMA投稿規定:
    https://jamanetwork.com/journals/jama/pages/instructions-for-authors#SecReferences
    AMA Manual of Style (有料) :
    http://www.amamanualofstyle.com/
    Concise summaries of JAMA’s citation and reference style:
    http://guides.lib.uw.edu/c.php?g=99161&p=642281

    著者が6人までの場合は、すべての著者を記入する。7人以上の場合は、最初の3人を記入し、4人目以降は et al. とする。
    DOI(Digital Object Identifier)が付与されている文献を引用した場合は、DOIも併記する。Webサイトは、アクセス日を記入する。

    引用例

  • 雑誌論文
  • Nakanishi K, Tanaka C, Kanda M, et al. Protocol of a phase II study investigating the efficacy and safety of trifluridine/tipiracil plus ramucirumab as a third-line or later treatment for advanced gastric cancer. Nagoya J Med Sci. 2024;86(1):43-51. doi: 10.18999/nagjms.86.1.43
  • Morrison G, Van Langenberg DR, Gibson SJ, Gibson PR. Chronic pain in inflammatory bowel disease: characteristics and associations of a hospital-based cohort. Inflamm Bowel Dis. 2013;19(6):1210-1217. doi:10.1097/MIB.0b013e318280e729
  • 図書
  • Bickley LS. Bates' Guide to Physical Examination and History Taking. Wolters Kluwer Health/Lippincott WIlliams & Wilkins; 2013.
  • Lunney JR, Foley KM, Smith TJ, Gelband H, eds. Describing Death in America: What We Need to Know. National Cancer Policy Board, Institute of Medicine; 2003. Accessed March 5, 2019. https://www.nap.edu/read/10619/chapter/1
  • Kasuya H. The Potential of Oncolytic Virus Therapy for Pancreatic Cancer. In: Yamaue H, ed. Innovation of Diagnosis and Treatment for Pancreatic Cancer. Springer; 2017: Chapter 18.
  • Webサイト
  • World Health Organization. Philippines: Assistance and response after Typhoon Haiyan. World Health Organization. November 2013. Accessed March 1, 2019.
    http://www.who.int/features/2013/philippines-typhoon-haiyan/en/index.html
  • (5) 図の説明
    Figure legendsとして本文とは分けて記載する。図のタイトルはデータや内容を端的に示すものとし、個々の図の説明は簡潔に記載する。複数パートから成る図は、データや内容を端的に示すタイトルを記載した上で、各パートラベル(Fig. 1A, Fig. 1B, Fig. 1C 等)に続けて説明を簡潔に記載する。
    略語を用いる場合は、図の説明の最後に記載する。脚注はなるべく用いず、図の説明に組み込むのが望ましい。ただし、脚注を用いる場合は、文頭に肩付き小文字を置いて、略語の下に記載する。

  • D.
    表は一つの電子ファイルにまとめて提出する。10ポイントのTimes New Romanフォントでシングルスペースを使用する。表ごとにページを改め、A4縦に収まるよう調整すること。縦罫線と網掛けは使用しない。各表のタイトルは「Table 1」、「Table 2」のように通し番号を付け、表の上部に記載する。表中で用いた略語は表の下に記載する。脚注は略語の下に肩付き小文字を文頭に置いて記載すること。
  • E.
    図は電子ファイルで提出する。図は「Fig. 1」、「Fig. 2」のように通し番号をつける。

V 医用画像紹介(Medical Image at a Glance)

医用画像紹介は、教育に有用な、典型的だが入手が難しいあらゆる医用画像を含むコメンタリーとし、以下の内容で構成される。

・1枚もしくは2枚(複数の画像の組み合わせは可)の高解像度の画像
・タイトル
・医学的背景や画像の重要性に関する記述を含む800語までの本文
・引用文献(20件以内)

要旨はつけない。画像の影響度や希少性、健全な教育の質の判断基準を示すほか、該当する場合は、予め患者から出版許可を得ておくこと。

VI 編集上の方針

提出された原稿は、まずその型式がNJMSの規定に合っているか否か点検した後、原則2名の審査員による審査を受ける。審査員の評価によって、そのまま原稿が受理されるか、または修正、あるいは不採用により著者に戻されるかが決定する。修正した原稿の提出に際し、著者は査読者の指摘1つ1つに対してどのように対応したのかを明記したカバーレターをつけ、本文中の変更はすべて赤字で示すこと。

VII 校正

著者校正は2校までとする。ただし、新たに文字、文章等を挿入してはならない。訂正は印刷上の誤りのみを行うこと。組み替え、直しは、その料金が著者負担となるばかりでなく、雑誌仕上がりの遅れの原因となるので注意すること。

VIII 掲載費用

論文掲載処理料(APC: Article Processing Charge)は、依頼原稿を除き、著者の負担とする。論文のカテゴリーやページ数にかかわらず、一律100,000円とし受理後に所定の方法で支払うものとする。