2026/5/22 お知らせ NEW (再掲)「頭頸部がんにおける脱分化と転移浸潤にかかわる因子の解明」に関する情報公開
1.研究の対象
2000 年 1 月 1 日~2027 年 3 月 31 日までに頭頸部がんと診断され、名古屋大学医学部附属病院で生検、手術を受けられた患者さんです。
2.研究目的・方法・研究期間
研究目的:
近年、がんの発生においては遺伝子変異に加え、遺伝子の使い方を規定する仕組みであるエピゲノム変化が重要であるとされていいます。その中で、頭頸部がん(口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなど)においても、未分化がんの発生や、転移浸潤性の高い腫瘍の存在など、エピゲノム変化の関連が示唆されています。例えば、1 年生存率が 30%以下と非常に予後が悪い甲状腺未分化がんにおいては、5 年生存率が 90%程度と非常に予後が良い甲状腺分化がん(乳頭がん、濾胞がんなど)とほとんど同じ遺伝子変異を示す場合があります。甲状腺未分化がんは分化がんから発生するとされており、その過程における脱分化においてはエピゲノム変化の関与が示唆されています。これまで頭頸部がんに置いて、これらのがんの性質とエピゲノムの関連についてはほとんど検討されていませんでした。本研究は実際の患者さんの腫瘍サンプルを用いて、頭頸部がん(口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなど)におけるがんの性質と遺伝子発現やエピゲノム変化の関連について検討し、新たな治療法開発への可能性を示すことを目的とします。
研究方法:
通常診療において、診断や治療のために組織を生検または手術により得られた腫瘍組織のサンプルを解析します。その腫瘍組織を免疫染色、qPCR 法、ウエスタンブロッティング、マイクロアレイ解析、次世代シークエンスを使用して解析します。
研究期間: 実施承認日 ~ 2027 年 3 月 31 日
3.研究に用いる試料・情報の種類
・生検、手術で採取した組織サンプル
・診療録情報(年齢、性別、自覚症状、家族歴、併存疾患、腫瘍の部位や大きさ、病悩期間、画像検査所見、一時治療効果、再発転移の有無(有りの場合はその部位と時期)、転帰など)
4.外部への試料・情報の提供
データは匿名化し、対応表を作成します。対応表は、本学の研究責任者が保管・管理します。
また試料は、個人を特定できないように加工した上で、共同研究機関(岐阜大学医学部附属病院)に直接の手渡しまたは郵送して、解析を行います。
5.研究組織
岐阜大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 柴田 博史
名古屋大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科 西尾 直樹
東北大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科科学分野 石井 亮
6.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町 65
052-744-2323
名古屋大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科 准教授 西尾 直樹
研究代表者:岐阜大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 柴田 博史
