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名古屋大学大学院医学系研究科
Nagoya University Graduate School of Medicine


癌免疫治療研究室
Cancer Immune Therapy Research Center

MESSAGE

私たち癌免疫治療研究室は、難治癌の新たな治療法の開発を目指して研究を行っています。私たちが行っている研究には2つの柱があり、その1つは腫瘍溶解性ウイルスであり、もう1つは癌に対する免疫細胞療法です。腫瘍溶解性ウイルスは、単純ヘルペスウイルスの自然変異株である『HF10』を中心に研究を行っています。HF10は、すでに日米で臨床研究が進んでいる日本を代表する腫瘍溶解性ウイルスです。腫瘍溶解性ウイルスは「正常細胞には障害を与えず、周囲の癌細胞に継続的に感染していく事で殺細胞効果を示す」という、それまでのウイルスベクターとは一線を画す物です。最近の研究により、腫瘍溶解性ウイルスの作用機序の中に、癌抗原に対する免疫寛容状態を改善し、癌特異的抗原に対する感受性を上げることで全身の転移病変にも作用する癌免疫治療としての効果がある事が分かりました。もう1つの柱である癌に対する免疫細胞療法は、Tリンパ球のレセプターを遺伝子学的に改変する事により癌特異的抗原を認識するリンパ球を作製し、癌抗原を発現している細胞を攻撃する事で殺細胞効果を示す研究です。私たちは力価を落とさずに癌特異的抗原を認識するリンパ球を増殖させる為にiPS細胞技術を使用した再生方法も研究しています。

腫瘍溶解性ウイルスと免疫細胞療法に関係した基礎研究データを収集して臨床研究に反映させ(translational research)、難治癌で苦しむ患者さんの一助となる事を目的に研究を続けています。

NEWS & TOPICS

2018年5月28日

メンバーのページを更新しました。

2018年4月12日

2018 International Oncolytic Virus Conference(2018/4/9~12、イギリス オックスフォード)で、粕谷英樹教授が研究発表をしました。

2018年1月4日

メンバーのページを更新しました。

2017年7月22日

第23回日本遺伝子細胞治療学会学術集会(2017/7/20〜22 岡山市)で、粕谷英樹教授が「がんシンポジウム」において講演しました。
一ノ瀬研究員、大学院生の呉智聞さんと向山宣昭さんの3名も各々、研究成果を発表しました。

2017年6月27日

the second EACR-AACR-SIC Special Conference “The Challenges of Optimising Immuno and Targeted Therapies: From Cancer Biology to the Clinic”(2017/6/24〜27、イタリア フィレンツェ)で、粕谷英樹教授が研究発表をしました。

2017年6月1日

メンバーのページを更新しました。

2017年5月24日

研究業績を更新しました。

2017年5月8日

第117回日本外科学会定期学術集会(2017/4/27〜29 横浜市)で、粕谷英樹准教授、大学院生の呉智聞さんと森本大士さんの3名が各々、研究成果を発表しました。

2017年3月31日

第50回制癌剤適応研究会(2017/3/17 徳島市)で、大学院生の森本大士さんが研究成果を発表しました。

2017年3月13日

2017年3月13日 論文"Curative effect of HF10 on liver and peritoneal metastasis mediated by host antitumor immunity"が、Oncolytic Virotherapyに掲載されました。

2017年2月9日

2017年2月9日 大塚製薬株式会社 藤井記念研究所で、「局所進行切除不能膵癌に対するHF10を用いた臨床研究」に関し、粕谷英樹准教授が講演しました。

2016年11月10日

メンバーを更新しました。

2016年9月30日

2016年12月 Oncolytic Virotherapy Summit 2016(San Diego)で粕谷英樹准教授が講演。

2016年9月30日

2016年10月 第54回日本癌治療学会学術集会(横浜)、シンポジウムで粕谷英樹准教授が発表。

2016年9月30日

2016年10月 International Meeting on Replicating Oncolytic Virus Therapeutics (Vancouver)で直江吉則講師が発表。