このたび,本学医学部附属病院において,患者12名分の個人情報が記録されたデジタルカメラ内のSDカードを紛失していたことが発覚しました。
このSDカードは,治療経過の記録のため,手術室や外来にて患者の創部の写真を撮影することに用いており,診療科医局内において管理していたものでした。SDカードには,対象患者の創部や氏名の画像が記録されていました。
事実経過としましては, 5月1日(日)21時頃に当該診療科の医師がデジタルカメラを使用しようとしたところ,SDカードがないことに気づきました。当該SDカードについては,4月28日(木)の時点では存在が確認されており,その後デジタルカメラが医局外に持出された形跡は確認されておりません。関係する場所を探索しましたが,現時点において未だ発見されておりません。
患者の方々には,5月25日(水)までに電話及び郵送により事実関係をご報告し,お詫び申し上げたところです。当該個人情報の紛失に伴う不正流用等の事実は,現在のところ認められておりません。
同院では,これまでも全職員に個人情報保護に関する研修受講を義務づけるほか,職種別にも研修を行うなど,個人情報の保護に努めてきておりますが,このような事態を発生させ,大変申し訳なく思っております。改めて全職員に対して個人情報の適切な管理及び運用について徹底した注意喚起を行うとともに,定期的な個人情報の管理状況の監査の実施など,各種個人情報の保護対策を一層強化いたします。