22年間のブランクを経て医師復帰! 臨床再研修

再研修プログラムを受講して

嶋 芳成 先生

  • 1980年卒
  • 元 内科医・研究職
  • IT起業→22年のブランク
  • 研修期間:2016年1月~
*インタビュー形式でお届けします

なぜ再研修を思い立ったのですか?

名古屋大学医学部を卒業後に1年間研修し総合病院で8年間内科医として勤務、その後大学で3年間研究をしたのちコンピュータの会社を起業し臨床から22年間離れていました。臨床から離れていた同い年の先生が東北の大震災をきっかけに臨床再研修をしたのに刺激され、自分も再研修をしようと思い立ちました。

名大総診を選んだのはなぜですか?

まだ総合診療科という言葉がなかったころからGP(General Physician)という言葉にあこがれを持っていたこと、名古屋大学が自分の母校であったことから名古屋大学総合診療科の研修を選びました。

どのように研修をしていますか?

メールを出すと担当者から速やかに返事が有り、いまの会社の仕事も続けながら研修できるように予定を一緒に決めて下さいました。週に1日の午前初診外来と午後の再診外来を担当し週1回夕方に行われる外来カンファレンスに出席しています。

臨床に戻るのに不安はありませんでしたか?

最初は不安でいっぱいであり、今でもまだ慣れたとは言えませんが、プリセプターという指導医の先生がついてくださり適宜相談をしたり一緒に診察していただくことが出来るようになっています。プリセプターの先生は本当にいろいろなことをご存じでありこのような先生がバックについてくださるのはとても心強いです。

昔との違いや今のやりがいについて教えて下さい

20年以上のブランクはきつく感じますが実は昔現役で臨床をしていた頃よりも細かく勉強するようになりました。

疾患概念が細かくなって昔はおおざっぱな分類だったものが今では細かくなり勉強することは多くなりました。昔だったら分からなかった部分が分かる部分が多くなっており、知的好奇心を刺激されます。例えば膠原病について昔は抗核抗体ぐらいしかありませんでしたが、今では細かく色々なことを調べられるようになりました。

ガイドラインもとても多くなっており、その分勉強しなければいけないですが診療する上でこうしたガイドラインは良い道しるべになってくれます。

総合診療科は一般的な医学知識だけでなく漢方医・鍼灸師・心理士との繋がりがあり幅広い関心を持っていることが、自分にとっては納得がいくものです。

再研修プログラムは役に立っていますか?

3ヶ月前から週1回で親戚のクリニックを手伝うようになりました。クリニックに来院される患者さんのほとんどは喉が痛い・咳が出たなどで大学の患者とは違うのですがそれが遷延したときにどう考えたら良いかが分かるようになり大学での研修が役に立っています。いざとなったら名大総診にいってくださいといえますしね(笑)。

今後について教えて下さい

今後は漢方や認知行動療法にも興味があり手がけてみたいと思っており、より医者としての仕事を増やしていってもいいかなと思っています。

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