新型コロナウイルス (COVID-19)に関する情報

(2021年2月20日アップデート)



2021220日 追加情報

新型コロナウィルス(COVID-19)の沈静化が見えず、心配に思われている方も多いと思います。 国内のワクチン接種開始が近づきつつある中で、どう対応すべきなのかいろいろ悩まれている人もたくさんおられると思います。 そのような中、日本移植学会から「COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)」が発表されました。 簡単にまとめると、

●ワクチンも他の薬剤と同様にリスクがゼロという訳ではなく、利益とリスクを正しく評価して接種するかどうかを判断することが重要である。

●ワクチンは現時点では 16 歳未満の小児には接種できないため、家族がワクチン接種を受けることにより小児を守ることとする。 と言う前提はありますが、

●今回のワクチンはまさに生き残りのためのワクチンである。

としています。 COVID-19 が臓器移植後・待機患者の健康面や生活に深刻な影響を与えている現状を鑑みて、それらの患者や家族、そして医療従事者がワクチンの接種を積極的に検討すべきである。 と続けています。

情報は、今後、いろいろと変化していくことも予測されますが、現時点では、ワクチン接種を推奨するというのが、肝移植患者、あるいは、その家族へのメッセージとなります。

とはいえ、これまでの感染予防対策は非常に大事ですので、日常生活の注意はそのまま継続をお願いします。 新しい情報が得られましたら、また連絡させていただきます。 頑張って、乗り切っていきましょう。




New 電話連絡による院外処方箋の発行について

こちらは、移植外科の患者さんへのお知らせです

移植外科の患者さん以外の方は、病院代表電話(052-741-2111)より、各診療科外来受付にご相談下さい


2020318日 追加情報

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防が重要であることはかわりませんが、外来受診の際の感染リスクもあげられています。病状の安定していると考えられるレシピエントの病院受診機会を減らすため、外来間隔が2−3ヶ月となっている安定している患者さんに対して、電話連絡による院外処方箋の手続きを開始します。 外来受診間隔が1ヶ月までの患者さんについては、血液検査などの必要性が高い場合が多いため、原則、通常通りの病院受診をしての処方箋発行をお願いします。

電話連絡による院外処方箋発行依頼のためには、移植連携室 (052) 744-2248まで、下記情報を準備してご連絡下さい。緊急の対応となるため、必ずしもすべての患者さんに対して、ご希望通りの電話による処方箋発行とならない場合があることを、あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。

● 患者氏名(肝移植患者のみ対応)
● 診察券番号
● 生年月日
● 連絡先
● 担当医
● 送付先薬局名(電話、FAX番号)




202037日 追加情報

日本移植学会から「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の移植医療における基本指針について」が公表されました。予防が重要であることはかわりませんが、外来受診の際の感染リスクもあげられています。病状の安定しているレシピエントの外来受診間隔を延長させて、病院受診機会を減らすことも考えていますが、受診しての検査の必要性とのバランスもありますので、外来等でご相談下さい。


外来通院移植患者の管理について(患者自身の行動指針)・・・・上記基本指針より抜粋
  • 咳エチケットと手指衛生を遵守すること、移植患者の発熱、感冒症状、強い倦怠感については、2 日間待たずに移植主治医や移植施設の医療スタッフに連絡し、直接来院することなく、指示を受けるように患者教育を行う



2020年1月より明らかとなった中国武漢市をはじめとする肺炎及びその原因とされる新型コロナウイルス (COVID-19)について、心配されている方も多いと思います。

移植連携室へも問い合わせのお電話を頂いておりますが、これまでのところ感染したというお電話ではなく、心配なのでどうしたら良いのか?、という相談が多くなっております。

情報は今後もいろいろとかわると思いますが、現時点で分かっている一般的なお答えをこのページに掲載します。適宜、更新していきますので、ご確認いただきますようお願いします。


帰国者・接触者相談センターに相談する目安が、厚生労働省から示されています。

① 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合 (解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)

② 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

③ 高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方で、これらの状態が2日程度続く場合


肝移植レシピエントは、この③に該当します。

移植を受けられ、免疫抑制薬を服用されている方々は感染のリスクが一般より高いことが危惧されますので、まずは、ふだんの予防を第一に考え、不要・不急の外出はできるだけ避け、こまめな手洗い、うがい、マスク着用をしてください。

十分な予防にもかかわらず症状が出現した場合は、移植連携室に連絡し指示を仰いだり、連絡が取れなければ、ふだんの風邪・インフルエンザに罹患したときと同様、FK506(プログラフやグラセプター)を一時休薬して下さい。


そのうえで、2日程度、上記症状が続く場合、帰国者・接触者相談センターに相談してください。連絡先は、下記ホームページよりご確認下さい。



新型コロナウイルス(COVID-19)に対して直接効果のあるお薬は、今のところありません。多くの場合は、軽症で経過するようですが、一部で重症化する場合があり、その際に、重症肺炎に対しての治療が行われます。まずは、予防を第一に考えて行動していただきますようよろしくお願いします。




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