遺伝子
遺伝子って? DNAって?

個人個人のDNAの違いは、わずか0.1%

遺伝子検査で、一人ひとりにぴったりの医療や美容が見つかる!?
遺伝子研究
遺伝子検査の指標となるSNPを発見!
DNAはアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)という4種類の塩基が並んでできており、塩基の並び方(塩基配列)が、遺伝情報となります。DNAの塩基配列のうち人によって1塩基が異なる部分をSNP(Single Nucleotide Polymorphism:一塩基多型)と呼び、個人の体質に関わることが分かってきています。遺伝子検査では、特定のSNPの塩基を解析機器で読み取ることで、その人が持つ個性を見極めます。
私たちはSNPに関する研究を進め、これまでに肌のシワ、タルミ、シミ、ターンオーバーの速度など肌質に関わるSNPや、ストレスの感じやすさに関わるSNP、女性の薄毛に関わるSNPなどを発見しました。

祖先のルーツから、自分の肌質がわかる!?
細胞の中には、ミトコンドリアと呼ばれる小器官があります。ミトコンドリアは、細胞の核にあるDNAとは別に独自のミトコンドリアDNA(mtDNA)を持っています。 mtDNAはいくつかの型があり、この型を系統的に分類したものをハプログループと呼びます。mtDNAは母親から子へと受け継がれるため、ハプログループを調べることで、自分の祖先が世界のどの地域にルーツ(起源)をもつかを推定できます。日本人のなかでも、様々なハプログループが確認されています。
私たちはハプログループと肌表面の角質細胞の大きさとの関連について解析しました。その結果、南方諸島から日本列島に移住してきたと考えられている「ハプログループF」に属する女性は、角質細胞が大きく、肌のターンオーバーが遅延しやすい傾向であることを発見しました。このように、祖先のルーツの違いが肌質の個人差に影響している可能性が示されました。
DNA修復酵素を増やすことが、 肌の衰えを防ぐカギ
外部にさらされている肌では、細胞のDNAが紫外線や活性酸素などの影響で、日々損傷を受けています。損傷したDNAが増えるとタンパク質が正常につくられなくなり、肌が衰えてしまいます。
私たちは、肌において損傷したDNAを修復する酵素が、加齢により減少することを発見しました。さらに、DNA修復酵素は、加齢だけでなく紫外線や活性酸素でも減少することもわかりました。 DNA修復酵素が減少すると、損傷したDNAが蓄積してしまいます。美しい肌を保つためには、 DNA修復酵素を増やし、肌本来の機能を維持することが大切です。
