[世話人ご挨拶/Greetings from the Organizer]

世話人ご挨拶/Greetings from the Organizer


第6回日本筋学会学術集会
(合同開催:第7回日本筋ジストロフィー医療研究会)

代表世話人 
大野 欽司 (名古屋大学大学院医学系研究科)


The 6th Annual Meeting of Japan Muscle Society
Organizer
Kinji Ohno
(Nagoya University Graduate School of Medicine)

この度2020731日(金)、81日(土)に名古屋大学豊田講堂・野依記念学術交流館において第6回日本筋学会学術集会と第7回筋ジストロフィー医療研究会の合同学術集会を担当させていただくことになりました。日本筋学会は「わが国における骨格筋生物学研究に関する統一的な組織を構築し、次世代の研究者を積極的に支援する場を設立すること」を目的として、2015年に設立されました。201982日(金)、3日(土)に東京大学整形外科学教授の田中栄会長のもと、第5回学術集会が開催され、前年度を上回る約350名の参加を得ました。一方、筋ジストロフィー医療研究会は「筋ジストロフィー医療に関わる課題を広く研究・教育し医療の質の向上を図ること」を目的として2014年に設立されました。20191011日(金)、12日(土)に国立病院機構青森病院院長 髙田博仁会長のもと6回学術集会を開催し、約350名の参加者が予想されます。両学会の盛況は、筋学の基礎研究、臨床研究、臨床実践における数多くの優れた研究成果と、この領域に対する近年の期待感の高まりを示していると思います。

これまで筋研究領域においては、筋小胞体とトロポニン複合体による筋収縮のメカニズムを解明した故江橋節郎博士の研究をはじめとして、多くの優れた基礎研究の成果がわが国から発信されてきました。また、筋ジストロフィーの分子病態・疫学・臨床病態研究と,医学的ケア・多職種連携の研究と実践において我が国は世界をリードしてきました。加えて、世界的な高齢人口の増大に伴い、高齢者における筋減少症であるサルコペニアやフレイル、さらに、運動器機能障害であるロコモティブシンドロームなど新たな疾患概念の登場とともに、筋研究領域が大きな広がりをみせています。これらの疾患の発症予防と進展抑制により国民の健康寿命ならびに社会活躍寿命を延伸させることが危急の課題となりつつあります。


6回日本筋学会学術集会と第7回筋ジストロフィー医療研究会のテーマをそれぞれ”Zero-to-One Myology (無から紡ぎだす筋学の叡智)”” One-to-Zillion Myology (筋学の叡智を患者のもとへ)”とし、基礎生物学研究、病態分子機構研究、新規治療法開発各ステージ、医学的ケア、多職種連携を幅広くカバーする合同学術集会であることを宣言しております。本合同学術集会が、基礎生物学、薬学、脳神経内科学、整形外科学、リハビリテーション医学、看護学、臨床検査学、理学療法学、作業療法学を含む多くの研究者、臨床医、コメディカル相互の活発な交流の場となるとともに、医薬品メーカー、医療機器メーカー、医療行政の優れた人材との密な連携の機会を提供し、多領域の融合による本研究領域の今後ますます発展につながることを期待しております。



 第6回日本筋学会学術集会
(合同開催:第7回日本筋ジストロフィー医療研究会)
代表世話人

    大野 欽司(名古屋大学大学院医学系研究科・神経遺伝情報学教授)

Kinji Ohno, MD, PhD

Professor of Neurogenetics

Nagoya University Graduate School of Medicine

Chair of The 6th Annual Meeting of Japan Muscle Society

Pagetop