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患者様向け医療情報

■Q&A 血液透析


      




原則として週3回、透析施設に通院して、血液透析を受けることとなります。

1回の透析は4-5時間かかりますので、透析日にはスケジュールの調整が必要です。仕事をされている方は夜間行っている透析施設で治療を受けることが可能です。


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人工透析を受けている慢性腎不全患者様は血液透析であっても、
腹膜透析であっても、同様の医療保障制度を受けることができます。特定疾病療養受領証を受けることで、高額医療費の自己負担分を軽減でき、その他、障害者医療費助成制度や更正医療を利用することが可能な場合があります。

また、身体障害者手帳を受領することで、福祉サービスを受けることが出来ます。お住まいの地域や患者様の状況によって異なりますので、詳しくは病院のソーシャルワーカーや市区町村の担当者にお問い合わせ下さい。

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血液透析は腕から血液を「とる針」と「もどす針」の2本の針をさします。「とる針」から血液を一分間に約200ccとり、同じ量を「もどす針」から腕にもどします。ふつうの血管だと細くて弱いため、この操作に耐えられません。そこで腕の動脈と静脈をくっつける手術をします。これを「シャント」といいます。これにより静脈にたくさんの血液が流れ、しばらくすると血管が太くしっかりしてきます。こうなってはじめて自分の血管で血液透析ができるようになります。血管の状態などによっては人工血管と呼ばれる「パイプ」を埋め込む場合があります。手術は局所麻酔(きょくしょますい)でおこないます。痛みは感じませんが、もしいたい場合は麻酔を追加しますので安心してください。血管外科医が手術をおこないます。手術は準備を入れて大体2〜3時間です。血管が細かったり、人工血管を使う場合は長くかかる場合もあります。シャントは拡張の程度にもよりますが、手術後2週間以上たってから使用することが望ましいので、計画的に手術を行います。

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針を刺す時に痛みがありますが、透析中に痛みはありません。


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原則として透析当日は針を刺しているので控えていただくことになります。透析がない日は入浴することが可能です。


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透析と透析の間があくため、次の透析までに水分や老廃物が貯まります。このため、食事制限を厳密にする必要があります。一般的にはエネルギーは十分にとり、水分・塩分・カリウムは制限します。
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2日以上の旅行や出張では、目的地で透析を受ける病院の予約を入れる必要があります。透析スケジュールを考慮して旅行計画をたてます。


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まず、シャントを長持ちさせることがとても重要です。そのためにはシャントを圧迫しないように注意する必要があります。具体的には、シャントがある腕での血圧測定を避けたり、また買い物袋など重いものを腕に乗せてはいけません。
また、より安定した透析を続け合併症をおこさないためにも、食事制限をきちんと行う必要があります。具体的にはエネルギーは十分にとり、水分・塩分・カリウムは制限します。


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異常が起こらなければ、制限の期間というものはありません。現在最長透析患者の透析年数は38年を超えました。ただし、長期になるとシャントの問題や合併症が起こりやすくなります。これらを防ぐためにも、できる限りの継続的な管理が必要です。具体的には禁水分・食事・血圧の管理をきちんと行うとともに、煙草を吸っている方は禁煙(減煙)する事が大切です。

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透析の機械を家庭に設置して行います。機械の操作や針を腕に刺す処置は自分か、あるいは介助する人が行います。そのために病院で1〜3カ月、十分な訓練を受ける必要があります。

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腎不全システム治療学寄附講座

名古屋大学大学院医学系研究科
腎不全システム治療学寄附講座
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