東海国立大学病院機構
CSTネットワーク事業課題解決型高度医療人材養成プログラム

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高度な医療技術を基礎から習得する医師
さらなる発展を目指す医師を育成するプログラムです

近年の医療技術の革新は目覚ましいものがありますが、それに伴い医療従事者に求められる知識や技術も高度化しているのも事実です。外科手術においては、従来のように実践の中での技術習得(On-the-Job Training)だけでは不十分となり、実践以外での修練(Off-the-Job Training)が不可欠な時代となりました。中でも御遺体を用いた手術トレーニング(CST)は、バーチャル・リアリティでは代用できない重要な位置づけとなっています。本学では不老会会員様の尊い意志を受け、平成27年に医学系研究科内にClinical Anatomy Laboratory Nagoya(CALNA)が設立されました。すでに多くの医師が手術・手技の質の向上や安全性の担保等を目指してCSTを実施しています。これは最も医療現場に近い医学教育と言えるでしょう。CSTの重要性は全国的に認知されてきており、その実施体制が徐々に整備されつつあります。

本事業では、医師の資格を持った大学院生を対象とし、「人材育成」・「医療安全」・「手術手技開発」・「医療機器開発」をキーワードとして教育を行います。外科手術に関連した患者様および医療従事者双方のニーズを十分に理解し、それらに応えられる人材や医療技術を創出することが目的です。さらに本事業は本学のみにとどまらず、東海地区の国立3大学(岐阜大学・三重大学・浜松医科大学)と有機的に連携し、地域全体に事業成果を反映させることを目指しています。

連携大学全体から1名でも多くの大学院生に参加いただき、医療現場に貢献できることを願っております。

事業責任者
名古屋大学大学院医学系研究科長

門松 健治

門松 健治