難聴支援・治療センターSpeech and Hearing Center

当センターは、聴覚障害をもつ患者さんの診断・検査・治療を一貫して行うとともに、難聴児・難聴者や人工内耳装用者に対する総合的支援を行うことを目的とし、名古屋大学医学部附属病院に設立されました。
当センターでは専門スタッフが横断的にチームを組み、より質の高い医療サービスを提供できる診療および支援を目指しています。                         

お知らせ

リーフレット「きこえの公開講座について」2024年4月20日に開催いたします
リーフレット「難聴の方を診るときに考えていただきたいこと」

センター長挨拶

曾根 三千彦(そね みちひこ)Sone Michihiko

聴覚は人が生活する上でもっとも重要な五感の一つです。
大切な感覚器を維持・改善できるように援助させていただきます。

診療トピックス

当センターでは下記の検査をおこなっております。

内耳画像評価

メニエール病や遅発性内リンパ水腫などでは、内リンパ水腫の存在が発症に関与していると考えられています。
当院では世界に先駆け、造影剤を用いたMRI検査により内リンパ水腫の視覚化に成功し、実診療に役立てております。
突発性難聴などの内耳障害においても造影MRIを撮影し、予後評価に応用しております。

聴覚情報処理障害(APD)/聞き取り困難症(LiD)

聴覚情報処理障害(APD)/聞き取り困難症(LiD)は、純音聴力検査など通常の聴力検査では異常が認められないにも関わらず、日常生活における聞き取り困難を有する障害とされています。
聴き取りに困っている方に対して、APD/LiDの診断のための検査を開始しています。
標準純音聴力検査や通常の語音聴力検査のみならず、雑音下語音聴取検査、両耳分離聴検査、複数音声下聴取検査、画像検査なども実施しております。

遺伝性難聴

先天性難聴の少なくとも50%は遺伝子が関与していると推測されています。
また、進行性難聴の一部では原因遺伝子の存在が知られています。
当院では難聴に関わる保険診療の遺伝子検査だけでなく、他医療機関と連携する形で追加の遺伝子検査にも対応しております。

受診を希望される患者さんへ

当センターでは耳鼻咽喉科外来にて、下記担当医が行っております。

Mon 曾根 (初診)
Tue 難聴・人工内耳外来(吉田)
Wed 吉田(初診)
難聴外来(曾根/小林)
Thu ABR外来(担当医)
Fri 補聴器外来(担当医)

名古屋大学耳鼻咽喉科学教室

〒466-8550 名古屋市昭和区鶴舞町65

アクセス
  • 《 お問い合わせ 》
  • Tel : 052-744-2323 / Fax : 052-744-2325
  • *診療に関するお問い合わせは、名古屋大学医学部附属病院:052-741-2111(代表)にお願いします。

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