過日、第14回献体を用いた呼吸器外科手術手技トレーニングが名古屋大学・鶴舞キャンパスにあるCALNA（クリニカルアナトミーラボ名古屋）にて開催されました（第14回献体を用いた呼吸器外科手術手技トレーニングプログラム.pdf）。今回は関連施設から６名の修練医が参加され、熱心にトレーニングされていました。参加者、指導医の先生方のご協力にて滞りなく、安全かつ御献体に敬意をもって開催できたことにお礼申し上げます。

最近のCALNAでのトレーニングでは、肺移植トレーニングを定期的に行っており、来るべき第１例目の肺移植手術に向けて全員で備えております。心臓摘出では、心臓外科の吉住先生に指導いただき立ち会っていただきつつ、肺移植トレーニングを行いました。また午後には肺移植トレーニングを行って用いる器具や手技の順序を確認しながら修練しました。

肺癌手術トレーニングでは、参加者の年次に合わせて手術器具の使い方、皮膚切開、開胸、解剖確認、脈管処理、縫合閉創を中心としたきわめて基礎的な修練を徹底的に行いました。ご指導いただいた先生方ありがとうございました。

開催にあたり、ご指導とサポートをいただいた解剖学教室、CALNA運営部にこの場をお借りして御礼申し上げます。また、サポートいただいたコヴィディエンジャパン株式会社様、オリンパス株式会社様、八神製作所株式会社様に厚く御礼申し上げます。

今後も、関連施設を含めた教室全体のスキルアップのために、本Off the Job Trainingを継続して参る所存です。みなさまどうぞご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。

献体を用いた呼吸器外科手術手技トレーニング事務局

中村 彰太、上野 陽史、川角 佑太、梁 泰基

名古屋大学 呼吸器外科