【2025.07.18】
呼吸器外科サマースクール2025、ドライラボコンテストで優勝!!
小牧市民病院 初期研修医2年目 倉内友嗣
はじめまして。令和6年(2024年)卒、小牧市民病院初期研修医2年目の倉内友嗣(くらうちともつぐ)と申します。先日行われた呼吸器外科サマースクールに参加してきましたので簡単な自己紹介とともにご報告させていただきます。
私は学部4年生に行われた芳川先生の肺移植の講義をきっかけに呼吸器外科に興味を持ち、定期的に開催されていた摘出肺のトレーニングに参加させていただき、呼吸器外科医になりたいと思いつつ学部時代を過ごしました。卒後は小牧市民病院で初期研修医として勤務し、月1で行われているハンズオントレーニングや献体を用いた手術手技トレーニング(CALNA)にも参加させていただきながら日々勉強をさせていただいております。
さて呼吸器外科サマースクールですが、日本呼吸器外科学会、日本胸部外科学会によって2011年から毎年開催されているイベントです。おかげさまでわずかな参加費のみで、2人で1つの摘出肺を用いたトレーニング、全身麻酔下の豚を用いた肺葉切除実習などを行うことができる非常に恵まれた機会となっております。
実は学部6年生の時にも参加させていただきました。その時は何も分からず言われるがままに切り進めていましたが、普段触る機会の少ないウェットラボに興奮した記憶があります。また、手技コンテストが開催され、惨敗を喫し悔しい思いをしました。
今年も参加の機会をいただきましたので、日々の修練の成果を発揮すべく挑んでまいりました。医局の先生方にハンズオントレーニングで教えていただいた剥離手技を実践し摘出肺の肺葉切除を完遂し、ハンズオンでは経験できない全身麻酔下での拍動する血管の剥離や結紮など前回以上に充実したトレーニングとなりました。ドライラボコンテストでは前回のリベンジを果たし、優勝することができました。
これからも初心を忘れず、1日でも早く一人前の呼吸器外科医になれるよう研鑽してまいります。皆様からの熱いご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
図:優勝の表彰状を持つ倉内先生と小牧市民病院谷口部長