【2024.05.24】
Guten Tag, an alle!
冬が終わり4月に入るとあっという間に暖かくなってきた。5月初旬からは既に市営の屋外プールも開放されている。一年通して曇りや雨の日が多いウィーンでもやはり春~夏はだんだんと晴れの日が多くなってきて心も同時に晴れてくる。週末は専ら子供達と花が綺麗に咲く最寄りの公園に散歩にいくことが日課となっている。
4月上旬に国際心肺移植学会(ISHLT)に参加してきた。留学開始時より始めた臨床研究の結果をポスター発表させて頂いた。学会初日の朝、ポスターを折らぬよう注意しながらウィーン中央駅からプラハ行の特急電車に乗った。ちなみに余談ではあるがウィーンでも構内のエスカレーターの「片側空け」は一般的なマナーで日本と逆の、左側:早歩き(空け)、右側:立ちになっている(日本でも地域によって異なる様)。これは車の走行車線と追い越し車線の関係と同じで、ウィーンで運転する際は左ハンドル、右車線になり追い越し車線は左側になる。これだけなら慣れるのだがヨーロッパ諸国ではトラム(路面電車)が採用されているところも多く、その動線を踏まえた上での運転は難しくレンタカーで小旅行に行く際は注意が必要だ。さて会場のプラハへはウィーンから電車で田園風景を眺めながら5時間弱で到着。初日と3日目はsymposiumとoral presentation中心に知見を広めた。発表がある2日目、ポスター発表の際は少し緊張したが、なんと同タイミングで軽食とお酒(ビールやワイン!)が振舞われ、ちょうど良い気分?で司会の先生や質問者の先生方と議論出来て良かった。このようなスタイルに戸惑いを感じながらも、Prof.Clemensからもビールを勧められ写真を撮ったり良い雰囲気で発表を終えれて非常に良い経験となった(Figure 1)。その他ウィーンのレジデントやスタッフの先生方の発表も聞き、英語でのpresentationの上手な方法や新規臨床試験の早期データなど知見を広めることが出来た。また日本から参加されている先生方も散見され、京大や東北大の先生方と話す機会も得られて(久々に日本語で多く話す機会が得られて)良かった。さてプラハはチェコ共和国の首都で大変美しい都市として知られている。市内中心部をモルダウ川が流れ、尖塔が多くあることから「百塔のプラハ」とも呼ばれている。今回、家族は(学校や保育園があるため)ウィーンに置いて一人寂しく単身でプラハに乗り込んだのだが、まあそのフットワークの軽いこと軽いこと。学会の合間を縫って、朝一番で丘の上に登り景色を楽しんだりビール風呂に浸かってみたり、市内観光もここぞとばかりに十分楽しむことが出来た(Figure 2)。さて気持ち新たにまた引き続き日々精進していきたい。
それでは皆さん、Tschüss!
Figure 1
Figure 2