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新着情報

2023.10.18

名大呼外便りNo.40:自己紹介、大学病院での外科研修の目標・名古屋大学_瀬戸川智裕

 はじめまして、平成31年度(2019年度)卒業、外科専攻医2年目の瀬戸川智裕と申します。医師4年目になります。これまでの自己紹介とこれからの名大病院での外科研修の目標について述べます。名古屋大学卒業後、2年間の初期臨床研修を中津川市民病院で修了し、県立多治見病院で外科後期研修を開始しました。202310月からは名大附属病院呼吸器外科で修練の日々を送っています。

                                                  

 初期研修では各診療科を幅広く研修させていただき、救急での初期対応について深く学ばせていただきました。初期研修ではどの指導医の先生方も懸命に臨床に取り組まれ、患者さんを良くすることへの強い熱意を感じました。中でも手術によって患者さんの治療に深く向き合える外科医に魅力を感じました。初期研修2年目の時点で出身校の呼吸器外科医局への入局を決意しました。県立多治見病院でスタートした外科専攻医のプログラムでは消化器外科領域の鼠径ヘルニア、虫垂炎、胆嚢結石症の執刀を主に経験させていただきました。指導医の先生方にご教授いただきながら自分の手で手術を進められていることにやりがいを強く感じました。手術のご指導は大変厳しいものでしたが外科医としての成長を感じながら日々修練に励みました。この場をお借りしてご指導いただいた先生方に感謝させていただきます。名大病院での研修が始まる3ヶ月前から呼吸器外科領域にfixさせていただき、杉山燈人先生、星野浩己先生の下で肺葉切除、部分切除、ブラ切除、掻爬術、開窓術の症例を担当させていただきました。外科診療では医療チームが心を合わせて手術に望むことが大切であることを学びました。誰しも不安であろう手術治療を少しでも安心して患者さんが受けられるようにすることが重要と考えています。

                                               

 後期研修医として大学病院での研修をするに至った経緯は、当時医局長を務められていた中村先生から医局の方針として大学ならではの症例を若いうちから経験してほしいと直接ご連絡をいただけたことからです。ちょうど現行の専門医制度としても2施設以上での研修が必要という状況でした。医局全体として若手の成長をサポートしていただけている雰囲気を感じました。市中病院ではなかなか経験できないような症例を学ぶ良い機会を頂けたことに大変感謝しています。まだ大学での研修は1ヶ月も立っていませんが、県病院では経験出来なかったロボット手術、胸腺腫胸骨正中切開手術にも入らせていただきました。大学病院で経験することのできた希少な症例については症例報告、論文作成にも前向きに取り組みたいと思っています。大学病院では市中病院と比べると症例の数が多く、指導医の先生方も多いため、手術の様々な考え方を多岐に学べるところも大学ならではと考えています。10月から時を同じくして1年先輩の蒔田先生も来られているので同じ呼吸器外科医を志す若手医師同士で切磋琢磨していければと思っています。

                                           

 呼吸器外科領域の診療に関して経験が浅い段階で始まることとなった大学病院での研修ですのでわからないことだらけであり、何もかもが新鮮な状況ですが、一つずつできることを増やしていけるように、常に向上心を持って日々努力を重ねていきたいと思っています。これまでの外科研修でも指導医の先生方の下で、次は自分でできるようにするという意識を持って研修に望む姿勢を求められてきましたが、今後もこの精神を大切にしていきたいと思います。まだまだ若輩者、浅学非才の身でありますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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