【2022.05.26】
はじめまして、名古屋大学医学部附属病院呼吸器外科 専攻医(後期研修医)の勝谷(かつや)亮太郎と申します。
自己紹介と、名大病院での研修の紹介をさせていただきます。
私は、名古屋大学を卒業後、市立四日市病院で初期研修を行い、市立四日市病院の外科で約2年間研修させていただいた後、
今は名大病院で呼吸器外科医として、お仕事をしています。
名大病院の呼吸器外科は、症例数が多く、またさまざまな専門医の先生から指導をうけることができるという特徴があります。
また、色々な合併症や併存症をお持ちの患者さんの診療も多いため、非常に幅広く学ぶことができます。大学病院と聞くと何か特殊な医療を行っているというイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、呼吸器外科では、(呼吸器外科の)常勤の先生のいない関連病院から送られてきた、通常型の肺癌患者さんなども多いため、呼吸器外科医としての基礎を固めるにも良い環境だと思います。
手術に関しても、執刀医(主治医)として診療に責任を負い、周術期管理までしっかりと行うことができます。一方他の多くの施設と同じようにチーム制を採用している側面もあって、休むべきときはしっかり休むことができます。 医局内の雰囲気は明るく、気になることがあったら何でも大学院生の先輩や上の先生に相談できるので非常に助かっています。
大学ならではの環境としては、手術シミューションの設備が充実しており、肺葉切除モデルを用いた手術のトレーニングをいつでも行うことができますし、月に1回程度上級医の先生(と企業の皆様)が開催してくれるアニマルウェットラボ、また年に数回開催していただいているCALNA(解剖実習室における、ご献体での手術手技トレーニング)があり、実臨床で患者さんを手術する前に十分なトレーニングを積むことができます。
また現在、呼吸器内科の先生方にもご協力いただき、週に1回、気管支鏡のトレーニングもさせていただいています。気管支鏡手技の基礎を身につけることができ、大変勉強になっています。
現在名大病院での当直・待機はそれぞれ月に1〜2回程度で、外勤先の当直が週に1回程度あります。外勤先の病院では、必要な時のみ呼ばれることが多いので、翌日の大学病院での仕事には支障がほぼ出ないと思います。土日の午前は自分の手術させていただいた患者さんを中心に回診を行いますが、それが終わったら基本的に休みです。
今後の展望としましては、学術的なこと(論文や学会発表)に関しても積極的に行っていきたいと思っております。
これからも呼吸器外科医として研鑽を積んで参りますので、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。