【2021.11.15】
この度、医員の仲西慶太先生が2021年度JATSフェローシップに選ばれました。JATSフェローシップとは、日本胸部外科学会の中堅・若手の学会会員を対象とした、海外施設における手術治療と周術期管理の見学、経験豊かなエキスパートとのディスカッションを通して最先端医療を習得する際の渡航費・滞在費の一部を補助するための海外留学助成制度になります。先日東京で行われた第74回日本胸部外科学会定期学術集会のホームカミングセッションで最新の海外留学情勢についてディスカッサントとして参加し、終了後受賞されました(COVID-19のため受賞式は行われず)。以下、本人コメントになります。
この度は名誉あるフェローシップを受賞でき、大変嬉しく思っています。私が今回志願した理由は、「世界の呼吸器外科治療を現場で自分の目で見て刺激を受け、特に肺移植医療においてその技術の習得に努め、呼吸器外科医としての幅を広げたい」と考えたためです。もともと海外旅行が好きで、将来的には海外留学したいなとぼんやり考えていましたが、名古屋大学に入局後、常々芳川教授よりトロント大学での研修のお話を聞き刺激を受けて徐々に必ず留学するぞ、と強い気持ちになったのも理由の一つかと考えます。COVID-19渦のため、渡航時期等は未定ですが欧州の病院で肺移植をたくさん行っている施設での研修を希望しています。本フェローシップを最大限活用し、知識経験は勿論のこと人脈形成など積極的に行い、帰局後は名古屋大学での肺移植医療に貢献したいと考えております。またホームページでも研修の様子などお伝えできればと思います。