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新着情報

2021.11. 1

名大呼外便りNo.22:自己紹介・市立四日市病院の紹介_森 俊輔

市立四日市病院の森俊輔と申します。2006年に三重大学を卒業し、卒後16年目になります。

呼吸器外科との出会いを振り返ると、大学生の時に遡ります。大学入学時は、「自分は手先が器用ではないので、外科には向いていない。内科系に進もう」と漠然と考えていました。しかし、大学での臨床実習で、呼吸器外科の手術に参加した際に、とても興味を持ちました。大学卒業後、名古屋掖済会病院で初期研修を開始し、当時名古屋大学から手術の指導に来ていただいていた先生にも誘っていただき、名古屋大学呼吸器外科への入局を決めました。                                                              

                                                                                     

その後は、名古屋第一赤十字病院、愛知県がんセンター、名古屋大学医学部附属病院で勤務をし、2020年4月から、当院で働いています。四日市は、私の母親の実家があり、幼少期によく遊びに来たので、個人的には親しみのある土地です。当院赴任後に、自分の電子カルテを見てみると、2歳頃の受診歴が残っており、縁を感じました。

                                                                               

当院には、部長の石田先生、若手の大原先生、勝谷先生が所属しています(勝谷先生は、消化器外科研修中)。約8割の症例を胸腔鏡手術で行っていますが、進行癌の症例には開胸手術を選択しています。最近も、肺全摘や肺動脈形成が必要な症例がありました。また、当院は地域の三次救急医療を担っているため、胸部外傷患者の診療もあります。若手の先生にとっては、呼吸器外科の基礎が学べる施設です。

                  

最近の新しい試みとしては、1つの小さな傷から行う単孔式胸腔鏡手術を当院で行うために準備をしています。名古屋大学では、以前の記事にもあるように、定期的に献体を用いた手術トレーニングを行っています。名古屋大学の関連病院で、単孔式胸腔鏡手術を最も行っている大垣市民病院の重光先生に指導していただきました。その後、実際の手術も見学に伺い、着々と準備をすすめています。

                                   

「まだまだ、自分は若手」と思っていましたが、後輩から相談されることが多くなりました。これまで先輩方に教えていただいたことを後輩に伝えつつ、私自身も新しいことに挑戦し、一層レベルアップしていきたいと思っています。

                                                        

「CALNAにて:重光先生に指導していただいている、大原先生と私」

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