• 呼吸器外科について
  • 診療案内
  • 入局者募集
  • お問い合わせ

HOME > 新着情報 > 新着情報詳細

新着情報

2021.03.31

名大呼外便りNo.14:~自己紹介、これまでの自分の歩み~ 仲西慶太  

皆様、はじめまして。仲西慶太と申します。卒後11年目になりますが、医局人としてはまだピカピカの1年生です。関連施設含め胸部外科同門の先生方につきましてはまだ直接ご挨拶することが出来ていない先生方が多く、この場を借りて自己紹介させて頂ければと思います。

 

大学時代はラグビー部に所属しており、日々楕円球を追っていました。2010年大学を卒業後、聖隷浜松病院にて初期~後期研修を行いました。医師法の改正に伴い2004年から現行のマッチングシステムを伴う新臨床研修制度に変わり、多くの学生が医局とは関係の無いいわゆるブランド研修病院を選択する傾向があり、私もその流れに乗った1人でありました。聖隷浜松病院外科には人情味に溢れユニークな先生方が多く、大変厳しくも熱い指導によって外科医としての礎を形成することが出来たと思っています。さて卒後5年目になり、当時何となく呼吸器外科が面白いとは思っていましたが、まだ消化器外科含め何でも出来る外科医を目指し色々勉強したいと考えていました。単純に日本で最も手術している施設で研修を行おうと考えた私は2015~2018年東京の国立がんセンター中央病院で研修を行いました。がんセンターで過ごした日々は非常にエキサイティングで大変充実した3年間でありました。忙しいのは勿論でしたが、各領域におけるご高名な先生方に診断、手術、周術期管理等ご指導頂いたこと、モチベーションが高く熱量の多い同年代の先生方と共に切磋琢磨できたこと、宴会芸、東京の夜景など、、、全てが自分の大切な財産となりました。手術経験は勿論ですが、論文もろくに読めず統計学の基礎も知らなかった私が、先が見えない中たくさんの論文を読み臨床データを収集し、色々な先生方にくらいついてご協力・ご指導を仰いでtry and errorを数多く重ね、初めて原著論文を世に出すことが出来た事は非常に大切な経験になったと考えます。私事で恐縮ですが、その時に書いた論文が今回2020年度日本胸部外科学会の優秀論文に選ばれたことを合わせてご報告させて頂きます。そういった経験を活かし2018-2019年の研修先であった愛知がんセンターでも引き続き英語論文を書くことが出来ました。がんセンターというhigh volume centerで手術を中心に研修を続けてきた私ですが、肺癌以外の感染症に対する外科治療や肺移植医療など呼吸器外科医としてより高いレベルでの診療が出来るようになりたいと考えている中、現教授の芳川先生とご縁が出来、大変遅まきながら名古屋大学への入局&大学院進学を決めた次第であります。現在は社会人大学院生1年目として関係各所にご迷惑をかけまくりながら日常臨床&基礎研究に邁進しております。

 

これまで無医局でやってきた私ですが、どの研修先でも出身に関わらず熱い指導を受けることが出来、ご指導頂いた先生方につきましてはただただ感謝の気持ちで一杯です。医局に所属した今でも思うことは、いつでもどの環境においても自分のベストを尽くす、という当たり前のことが最も大事ではないかと思います。常に向上心を持って次の目標に向かって精進して参りたいと思いますので皆様、今度とも何卒ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。

図1.jpg

「2019年ラグビーワールドカップは最高でしたね!」